特別支援教育 3 「こんな夢を見た」
特別支援教育 3 「こんな夢を見た」
初めて勤めた養護学校は病院が隣接している学校でした。区分としては「病弱養護」ということになります。
旧の国立療養所、現在は独立行政法人国立病院機構だったかな、には、重症心身障害児の入院する病棟が設置
されているところがあります。そこに入院してる学齢の子どもたちは、入院したまま病院から学校に通います。
当然、体調面での弱さを抱えている子どもたちであり、命のぎりぎりのところで頑張っている子どもたちもい
ます。そのため、ほとんど毎年のように亡くなる子どもがありました。
理解はし、覚悟はしているつもりであっても、子どもらの死に直面するというのは、様々な面で厳しいところ
があります。特にそれが自分が直接担当している子どもであった場合などは、仕事の上での自己の存在価値を
考えたりすることになります。
体調が悪く非常に厳しい状態が続いていれば、それなりの覚悟というか気持ちの準備のようなものができるの
ですが、そうではない、唐突な死というのもあります。
ある朝、職場へ行ってみたら、昨日まで学校に来ていた子が亡くなっていた、そういうケースもあります。
私自身、かつてこうした事態に直面しました。
その時の感情は、すぐには悲しいというような気持ちがわいてこなかったのをおぼえています。呆然というの
に近い。 それで、その次に感じたのが、妙な怒りのような感情。
「おまえ、何、勝手に死んでんねん!。俺はどうすんねん!」こんな感じに近い。
で、お通夜に行ったり、告別式に行ったり。何度、そんなことをしたのか・・・。もちろん、直接自分が担当し
ていない子どもの場合の方が多かったですが。
日頃、夢はあまりみません。見ているのだろうけど、おぼえていないことが多い。
また、夢の内容を長くずっとおぼえているということも少ないです。なぜか、大学の卒業論文が書けない夢とい
うのを年に何度かみて、それはだいたい状況が同じなのでおぼえていますが。
そうした中でとてもよく覚えている夢があります。
えーと、それはまた次回に。全然、夢の話になってない・・・。