特別支援教育 10 授業「豆」(1)

 たまには、具体的な授業のことを。

 長く仕事をしていると、いくつか、印象に残る授業というのがあるものです。その中の一つ。

 これは、最初の養護学校での授業です。

 簡単に言うと、大豆を教材として使い、視覚や聴覚、触覚などにはたらきかけるという授業です。実際はなんという授業の名前にしたかは忘れてしまいました。

 対象は四つ這いなど、自分で少し移動することもできる重度重複、「乳児期後半」の子どもらでした。

 まず、準備。

 教室にブルーシート(工事用などに使われる大きなもの)を広くしきつめます。大豆をたくさん使い、これが散乱するので、
なにもしていないと後から片付けるのが大変になりますので、後から一気に集められるようにしいておきます。

 合板の大きなパネルを2~3枚。その下に置く巧技台をいくつか。この巧技台の上に大きな合板バネルを斜めにおいて、上から大豆を転がそうということです。

 板2枚、あるいは2枚半ぐらいの斜面をつくります。なお、合板は、そのままの木の状態ではなく、上の全面に黒い紙をはっておきます。

 もうひとつはスポットライト。小型のものでも光量があればそれでいいですし(板の斜面全体が照らせればよい)、大型のものでもよいです。

 あと、大豆そのもの。これはわずかな量では面白くない。この学校では、たまたまですが、教材用に大きなごみ捨て用のポリバケツいっぱいの大豆がありました。あまり長くおいておくと、虫がついたりする可能性もあるので、時々、日光にあてたりもして保存していました。これを全部持っていく。

 他には、小太鼓とかタンバリンのようなものもあると面白いです。

 はい、もう、これでだいたい授業の内容もわかったのでぱないか思いますが、それはまた次回に。

特別支援教育 10 授業「豆」(1)” に対して1件のコメントがあります。

  1. ボチボチ より:

    授業
     廊下から覗かせていただいたことが、あるような場面ですね。もう、懐かしいことになってしまいました。
     確か、僕が中学部の時だったかな。

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