教員大量「駆け込み退職」 ん?? 制度がおかしいのでは?

教員大量「駆け込み退職」 ん?? 制度がおかしいのでは?

教員大量「駆け込み退職」全国に波及 埼玉は100人超 退職金200万円減額前に…

これは私が居住しているところでも同様の問題がありました。
記事は産経系らしく?、年度末を待たずに早く辞める教員に対して、全体としては批判的ですが。

一見、感覚的にはそれはもっともという印象を受けるかもしれませんが、そうでしょうか。

そもそも、年度末以前に退職した方が年度末に退職したよりも退職金が多くなるという制度自体に矛盾があると考えられないでしょうか。
そういう発想が記事には全然ないです。
つまり、お金の面からいえば働くだけ損、それも10万とか20万とかではないです、その差は。

お金が減るから、「はい、辞めます」と簡単に決断できる人など、そんなにいるとは思えません。
が、この数百万という差は無視できない場合もある。
実際にそれで現場から去らなければいけないとなれば、それは苦渋の決断という場合がほとんどでしょう。

しかし、それなりに工夫の余地はあります。
例えば、都道府県、あるいは市として、退職後も年度末まで同じ人を常勤の講師として雇用しようと思えば、これはできるわけです。

実際にそのような対応を行うところもあると聞きます。

まあ、マスコミの記事というのは、当然、それなりの意図というか方向性がそれぞれにあるものですから、別にこのことに限らず、そのあたりは幅広く考えたいものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です