わからん SBIホールディングス 2021/6/4満期 円建社債

わからん SBIホールディングス 2021/6/4満期 円建社債(第39回SBI債)約2年 年0.342%(税引後)

投資対象としてクーポンが・・・

5/22 12:00-販売開始ということですが・・・・。

発行体格付はBBB+(R&I)。まあ、他の国内の社債もですが、クーポン部分がしょぼすぎて、投資対象としては意識できません。これでも、他のもっと格付けが高い社債と比較すれば、クーポンは相対的には高いはずです。が、絶対水準としてはしょぼすぎます。

個人的には逆にこの5月末に300万分のSBI債が償還になります。この債券のクーポンは1.26%でした。これでも、とりあえずのディフェンシブな投資対象としての位置づけしかありませんでした。

また、これも個人的意見というか感覚ですが、この債券はどういう人が投資するのか、それがちょっと見えないです。

途中売却は不利 オープンな市場はない

前にも書きましたが、債券は通常の上場株式のように市場があって、そこで自由に売買できるわけではありません。転換社債なら株式と同様の市場での売買も可能ですが、社債は証券会社との相対売買になります。そうなると、売却できる価格は証券会社側の「言い値」にならざるを得ず、不利な価格での売却になります。

普通に2年間償還まで保有し、10万円以上の任意の投資金額を固定して、得られるリターンは年0.342%(税引後)です。これで満足というか納得という投資家は少ないのでは?。

優待クロスの方が相対的によほどまし

これなら、100万円でもあれば、優待クロスで優待をチケットショップかオークションで売却した方がリターンはよほどましです。年間を通して優待クロスに資金をふれば、極めて低リスクで、この債券に投資する以上のリターンが得られることはほぼ確実です。
例えば近鉄ホールディングス100株、必要資金は55万円程度、これで乗車券などの優待がありますが、オークションに回せば5,000円以上で売却できます。これが年2回あるので、売買手数料や金利、オークションコストを考えても、年間で8,000円程度のリターンにはなるでしょう。

外債ならまだわかる

米国債や新興国債なら、これらは為替レートや信用など当然国内の社債とは別のリスクはありますが、それを認識した上であれば、まだ投資対象とするのはわかります。(なお、1566上場インデックスファンド新興国債券というETFを若干購入しています。)

しかし、現在のSBI債は投資対象とするものではないのではないかな。

国内社債は買うものではなく、返してもらうもの

私自身の資産のアセットアロケーションの中で、かつては、アセットクラスの中で国内社債は最大の金額になっていた時期があります。多分5年ぐらい前はそうだったのではないかと思います。現在、それらのほとんどは償還され、とりあえず無事に資金はクーポンとともに戻ってきています。国内債券の残高は、今月末のSBI債が償還になると、あとわずかしかありません。状況が変化すれば国内社債もまた投資対象として意識し実際に投資することもあるかと思いますが、当面はそれはないかなと思います。今の所はなお、国内社債は私にとっては買うものではなく、返してもらうものです。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です