上新電機株IRセミナー 家電量販店はどうやって儲けるのか?(1)

上新電機株IRセミナー 家電量販店はどうやって儲けるのか?(1)

今日は上新電機のIRセミナーでした。

関西では有名な家電量販店の上新電機

上新電機は関西を中心に店舗展開をしており、阪神タイガースのスポンサーとしてもよく知られています。

株価はこちら。

まあ、PER9倍 PBR0.7倍程度です。これは家電量販店系の上場銘柄、例えばヤマダ電機とかビックカメラとかと比較しても、割安です。
ほぼエディオンと同程度ですか。割安というか、これは低評価だということでもあります。

なんでそうか?。基本的に成長性に疑問があるということでしょう。ここはあとで聞きに行ったら「業界全体としての問題」ということも言われてました。まあ、同業他社云々のコメントもあったのですが、そこは書かないでおきましょうか。

しかし、事実、会社側の来期予想数字も、売上高、利益とも微増、ほぼ横ばいとなっています。

今どき、家電量販店まででかけて電化製品を買うよりは、ネットで買っても支障がないものだったら、アマゾンとか楽天とかヤフーショッピングとかで買うでしょう。どこが安いかも価格ドットコムでも見れば載ってますしね。

まず、ここらが前提で、その上でどう考えるかです。

半沢直樹?

今回のIRセミナーで話してくれたのは、上新電機株式会社 執行役員 経理部長兼経営企画部長 大代 卓氏。もともとはメインバンクの出身で、出向してきた方です。とかいうと、半沢直樹?(意味不明・・ 半沢直樹はまたドラマ化されるそうですね)。実直な語り口であれこれお話をしてくれました。

それはいいのですが、今回はこのIRセミナー用に用意された資料は皆無で、あるのは決算短信とまごころ統合報告書という冊子のみ。で、パワーポイントを使って説明することもなく(今どき、IRセミナーでパワーポイントの資料を全く使わないところはほとんどないのですが・・・)、案の定というかなんというか、全体に話の内容が雑然としている印象があり、個人投資家向けのIRセミナーとして焦点化されたプレゼンとは言い難い感じがしました。つまり、聴衆に何をわかってほしかったのでしょうか。

私ならこの切り口で

話を聞かせてもらい、また質問したりして感じたことから、私ならここを強調するということが以下。阪神タイガース云々は話の枕でちをっとふれるぐらいでいいです。

・あまくで「家電量販店」が中心
自社のwebshopやホビー、ドラッグなど様々な販売や店舗の形態にも取り組むが、ベースはやはり家電量販店。

・CS(Customer Satisfaction)が高いのが特徴。これを武器にした販売戦略が強み。
ES(従業員満足度 Employee Satisfactionの略)も高い。

・丁寧な対応の中で、大型白物家電や大型テレビなど、利益率が高い商品群で稼いでいく。

(・「地域に分け入る」戦略を考え工夫していきたい)

最後のは私が勝手に付け加えました。

つづく。

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