富士山周辺の旅(6)リニア見学センターへ
富士山周辺の旅(6)リニア見学センターへ
2日めの最後は大月方面にあるリニア見学センターへ行きました。
まあ「旧:鉄ちゃん」としてはここは行っておきたかったということです。
見学センターのサイトはこちら。
これは見学センターで、実際に試験運転をしている車両に試乗させてくれるわけではありません。
抽選でそうした機会も設定はされているようです。
館内は3階建てで、以前に使用していた実際の試験車両が展示してあったり、超電導の学習とか実験のコーナーがあったり、映写室があったり、鉄道模型のジオラマがあったりします。そんなに規模は大きくないですが、プチ遊園地の乗り物的なリニアカーもあったりします。
で、2階、3階からは試験線が見渡せます。この試験線は開業時は実際の線区として利用されるということでした。
なお、向こう側に見える建物は物産館のようになっていて、その3階からも(むしろ、物産館の方が)よく見えたりします。
これはたまたま見学センターの前でスロー走行から停車したところです。
5両で運転しています。
こういうモニターがいくつかあって、その時の車両の位置がわかります。このモニターだと、大阪方面の右端に白いものがあるのがわかると思いますが、ここに停車しているということです。
これは現在走行中で500キロ/h出てますね。見学センター前を通過して大阪方面へ走っているところです。
この実際の運転というのは、そもそも試験運転を全くしない日というのはあらかじめわかっていますが、運転をする日の中でどういうタイムスケジュールで走るかについて、細かく事前にわかっているわけではなく、「時刻表」のようなものがあるわけではありません。しばらく停車している時間があったりもします。だから、いつ通過するか、走っているところを見られるかはわかりません。で、500キロで通過すると、それはもう「ヒュンッ!」という感じで一瞬で走り抜けていきます。
列車が近づくと館内で放送がかかりますので、そこから見学場所へ行けば走るところは見られます。通常、「地上」を500キロで走るものなど見ることはないですから、この速さを実際に見るだけでも値打ちはあるかなと思います。これ、正確には列車は高速時には浮上しているので「地上」ではないとも言えますが・・。
しかし、これが通過する時の騒音はかなりのものです。この付近の住民の人とかにはどうなのだろう、これは・・・。低周波云々の不快感とか健康被害とかはないのかな?。
実際の線区は南アルプスの下をぶちぬいて、長野県の飯田市に出て、そこからまたトンネルで名古屋方面へということになります。私の父親の郷里は飯田市です。この地域に人にとっては、まあ、東京まではほんの数十分ということになるわけで、これは確実に画期的な出来事ではあります。
が、地上の区間は短めとはいえ騒音はかなのものであり、膨大な建設費でこれはつくられるということになります。こうした研究そのものはいいのですが、やはり実際に建設して営業するとなるとそれはどうなのかと、あれこれと改めて考えてしまいました。
2日めはここまでで、また先輩の別荘まで戻りました。途中、水陸両用バス 山中湖のKABAが道路を走っているのを見ました。
これね。
翌日はまた別の場所へあちこち行きました。つづく。