-74万でポートフォリオは今年最大の下落 損してない、利益が減っただけ^^;=合理化
-74万でポートフォリオは今年最大の下落 損してない、利益が減っただけ^^;=合理化
今日は決算を受けて主力の8876リログループが2,579円 -248円と大幅に下落。
保有は本日の買いも含めて2,100株なので、この銘柄のみで-50万以上の時価評価の下落となっています。
逆に言えば他はそこそこの下落というところです。
これを受けて、昨年末からの日本株のプラスは390万程度まで下落。IPOの確定利益185万程度を除外すると、PFの上昇は205万程度までになりました。
こういう時は「損してない、利益が減っただけ」と考えるようにします^^;。昔習った心理学の用語で言うと、こういうのを「合理化」といいます。「あの葡萄はすっぱい」というやつです。
ただ、これ(「損してない、利益が減っただけ」)は「含み損は損ではない」というのとはちょっと違います。
「含み損は損ではない」というのは、これは事実と違います。買ったところから下落した銘柄を保有していれば、時価評価では明らかに損失が出ているわけで、それは単に損益額が確定していないリスクを取った状態を保っているというだけのことで、明らかに損なのです。
「損してない、利益が減っただけ」というのは基準をどこにおいて考えるかによって損失ともとらえられるし、利益の減少ともとらえられるということで、これは基準、視点の違いということになります。自分の都合のいいように考えるという点では「合理化」ではありますが。
個別でも指数でも、まあ、アルゼンチンほどのことはないにしろ、この程度(10%)の下落というのは普通にありえます。一々、これでイライラしたりするのは疲れますし、面白くもありません。
株式投資を初めた当初というのは、そうはいってもイライラしたり大喜びしたり、感情のボラティリティが大きくなりがちですが、長くマーケットと付き合っていると、この振れ幅は小さくなる、つまりは感情の面でのリスク・リターンが小さくなってくるようになるかと思います。それが「経験」ということかもしれません。まあ、単なる慣れでもありますが。
行動経済学の基礎的知見のプロスペクト理論では、人は損失の痛みをより大きなものとして感じるのが普通らしいです。ここらをどう「適正」にやり過ごせるかというのは、資産運用における重要なポイントの一つかもしれません。