6月優待を見ておく(3)番外 3807フィスコ IPOナビ

6月優待を見ておく(3)番外 3807フィスコ IPOナビ

重宝している優待

あまり一般的ではないけれど、個人的にはわりと重要というか重宝している優待がこれです。

フィスコは株式投資の情報提供等をしている、あのフィスコです。

まず、ここは一般信用にはほとんど出てきません。なのでクロスをするにしても一般信用ではない形をとらざるをえず、そうでなければ現物投資、普通に値動きのリスクをとった投資ということになります。

優待内容はこれです。

半年ごとの優待ですから、半年ごとに5,000株のクロスをすると、年間を通して、IPOナビリミテッドの購読ができます。

5,000株といっても、フィスコの株価は200円以下ぐらいですから、資金枠は100万前後で、そんなに巨額にはなりません。

よく、新規公開株のブログなどでの初値予想として「F社」として挙げられているのがここの情報ということになります。

レポートは?

リミテッドの場合、各銘柄ごとに、単純ないくらという初値予想だけでなく、紹介、考察、予想、分析の4つのレポートが読めます。「紹介」のところではその銘柄の全般的な紹介があり、その後状況等に変化があった場合、「考察」のところで判断が変更となる場合があります。「予想」は直前の出されるものですが、その後に市場が大きく動くような場合も当然ありますし、細かな予想の数字そのものが当たる、当たらないということはあまり意味がないのではないかと個人的には思っています(予想そのものはトレーダーズの方がだめな銘柄については厳しく予想するし、全般によく当たるという声もあるようです。)。

「分析」は初値形成の分析とその後の値動きについての予想です。

これ以外に、市場全体についてのモーニングレポート、イブニングレポート、マンスリーレポートが配信され、まれに号外レポートもあったりします。

これらはメールでPDF添付ファイルとして配信されますし、Web上で見ることもできます。

レポートの意味は?

別にこうしたレポートを読んだからといって、それで利益がすごく増大するとかいうようなことは原則としてありません。市場の環境の大きな変化等によって予想がまったく当たらないこともありますし、そうした変化がなくても読み違えるような形で予想がはずれることもあります。が、先にも書いたように、この予想の当たり外れというのはあまり意味がないと思っています。

では、どういう意味があるかというば、それは「コンセンサスを知る」ということになると思っています。なぜその銘柄についてはそのような評価がされているのか、事業内容に新規性はあるのか、成長性はどうか、需給的には問題はないのか、そうしたことを総合的に判断しての情報提供を行っているところの判断というのはアンカリング効果は一定あると思いますし、そうしたことを理解しイメージできている場合とそうでない場合は、その内容をそのまま受け入れるかどうかは自分で判断するとしても、やはり売買の判断が異なってくる場合があると思います。これは実はわりと重要なことかもしれないです。

他で読めるレポート等は

フィスコ以外だと、「K」として紹介されることがあるのは株式新聞でしょう。ここはモーニングスターの優待で読むことができます。但し、文章は短く、内容に濃さはないです。あと、モーニングスターレポートは無料で読めますね。これはIPOナビでいえば当初の「紹介」に近い内容です。

フィスコの優待は、クロスでまた取得する方向で考えています。

 

 

 

 

 

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