7082ジモティ セカンダリー考 見送りの理由と判断

当選分は意図どおりに売却

大和のチャンス当選で100株来ていたジモティは、とりあえず無事、2,315円で売却できました。初値は2,300円で、それより上の滞空時間は短かったので、目先的には成功でした。

この銘柄に限らず当初のところで配分があった分は、できれば初値よりは上で売却して利益を確定することを基本方針にしているため、それにそった対応ということになります。

これは、現在だと初値形成前後のザラバの値動きをリアルタイムで見ていられるため取れるスタイルで、フルタイムで仕事をしていた時は実質的には初値売りに近いような指値で、結果的に多くの場合は初値売却となっていました。

この初値売りの場合と、それより上での売却を目指した場合の比較ですが、多分、多少は後者の方が損益的には若干はましになっているかと思います。結果的に初値売りの方がよかったということも当然あるのですが、多くの場合、完全に初値天井という銘柄は少なく、今回のジモティでもそうですが、初値後は多少は株価は上にいく場合が多いです。

その細かい上昇分程度の追加しか当初から目指していないため、この方法は確率的には成功する場合が多いです。つまり、ここは、初値買いスキャルピングの売買の発想と変わりません。今回は結果的には初値買いスキャルピングは見送りました。

初値買い見送りの理由

理由は

・2日めに持ち越しになり、規制により信用の買いができなかった。

いつも売買で利用する楽天証券の場合、IPO初日でも信用買いができます。かつ、買い注文時にあらかじめ指値の価格ではなく、買値からの値幅でのセット注文を出しておくことができます。

これだと買った瞬間、初値がついた瞬間に利食いの売り注文が入ることになりますので、ごく短時間の滞空時間でも、初値からの上昇があり、それがセットした利食いの値幅以上であれば利益確定ということになります。
損切りの方も同時にセットできればいいのですが、これはできません。手動で注文を入れることになり、その分、注文に時間がかかることになります。

IPOで、初日から信用で買える、売買手数料が安い(できれば無料)、買い注文時に値幅で利食いと損切りの注文が同時にできる、ところがあるといいのですが、どこか可能なところはありますでしょうか。あったら教えてください。

楽天は現物の場合、値幅でのセット注文ができずに、初値形成後に利食いか損切の注文を手動で出すことになります。このタイムラグはやはり不利で、不利な条件ではあまりトレードに入りたくはないです。

・VCの売りが予想され、需給的に懸念があった。
ここは公開価格の1.5倍だったかではVCのロックアップが解除され、VCからの売りが出ることによる需給懸念がありました。
実際にどういう形でどの程度VCからの売りが出ていたかはわかりません。
が、この可能性があるということだけで、私自身が買いを躊躇したように、買いの勢いに影響が出ます。

ジモティの場合は、年間で最初のIPO銘柄であり、知名度も高く、事業内容にも独自性がありました。公開サイズもそんなに大きくはありません。

それを反映して、公開価格からは2.3倍と高い初値とはなりましたが、その後は需給懸念との綱引きで、結果的には株価は下落傾向となりました。

地合いが非常に強かったり、銘柄の魅力、成長性や独自性の評価が高かったりする場合は、需給懸念を楽にこなして株価は一気に上昇する場合もあります。

ここらは非常に微妙で、どちらになるか、簡単には判断できません。が、その時々で、自分なりにここらの判断をくだしつつ、セカンダリーの参戦の可否、サイズ、値幅、損切りの判断をしていくということになります。

年間で利益を出していくためのポイント

今回はとりあえずスルーということでよかったのですが、必ず被弾する場合が出てきますので、やはり、そこの被害をどううまくコントロールして抑制できるかが最大のポイントで、そのことにより、年間を通して見れば、高い勝率と負けた場合の損失額のコントロールで、一定の利益を確保することを目指していくということになります。

さてと、確定申告の計算に戻りましょうか。私自身の売買損益については75%程度は終了しました。今日、もうちょっと頑張れば、明日には終了できるのではないかと思います。
で、あとは家族分、といっても、子どもの口座はNISAなどでの売買で確定申告の必要はなかったので、配偶者分の口座の計算ということになります。これは本人分と比較して売買回数が圧倒的に少ないので、時間もさしてかからず、手間的にもかなり楽ではあるでしょう。

7082ジモティ セカンダリー考 見送りの理由と判断” に対して2件のコメントがあります。

  1. 桃ひろ より:

    いくらザラ場が見れたとはいえ、あの瞬時に+15円はお見事としか言い様がありません。
    セット注文は自分も調べたのですが、即金規制がかかると値幅が可能なところは無さそうですね。

  2. 伏見の 光 より:

    初値形成前は松井証券の株価ボード(これ、各社仕様が同じ感じなので、つくっているところは同じ?)とSBIの全板を見ています。
    極端に気配と合致点が離れている時はいいのですが、それなりに近づいてきた場合は、完全に目を離していると急に寄って初値がついたりすることがあるので、注意が必要です。
    で、一方では売り注文が入れられるようにスタンバイをしておいて、初値後はそこより上で売却できそうだったら即座に注文を入れる形にしています。
    利食いと損切り、両方の注文を入れておけるのはFXなら普通かと思うのですが、株のIPOの場合はできるところがないのかなー。

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