来週の方針(1)PF、3480ジェイ・エス・ビー

来週の方針(1)PF、3480ジェイ・エス・ビー

PF

今週のPFの方は日本株がそこそこ上昇。週末の上昇でようやくコロナ急落後の戻り高値を更新しました。京都市内を歩くと、まだまだ全然人が戻っていないという印象が強いです。それは、まあ、外国人とか修学旅行生とかが多かったからね、錦市場とかは。それにしても、なんとなく受ける感覚と株価の動きはなお乖離がある感じはします。

それはそれとして、売買の方は細かく、乃村工藝社とかエスプールなどを売り買いしています。まあ、昼食代捻出系の売買で、なんということはありませんが。

株の方、戻したといっても、昨年末からはなお-130万程度のマイナスです。ここにはIPO関係の売買益も含んでいますので、これらを除外するとPFのパフォーマンスはTOPIXと同程度か若干下回る程度でしょう。但し、ここには配当金と優待のインカムゲインの分は含んでいません。これらが厳密にどれだけのプラスになるかの計算をしていませんが、まあ、日本株については昨年末から若干のマイナスという程度かと思われます。

昨年末から週末までは、日経平均は23,656→23,406、TOPIXが1721→1636となっているので、やはり全体としてのパフォーマンスは日経平均とTOPIXの間というあたりになると思います。

これはまあいいのですが、しょぼいのがREITです。昨年末から-185万程度で戻りが鈍いです。3月下旬の最悪期からは損失は半減していますが、なかなか戻りきりません。こちらも分配金は含めていませんので、実質はもうちっょとましではありますが、比率としては株式よりも損失の割合が高くなっています。

売買は引き続き、株価に動きについていく形で細かく進めます。とりあえず2471エスプールに注目。大型のPOがアサヒビール、ソフトバンクと連発ですが、POはでがけたことがないのでスルーです。学習課題ですね。

 

3480ジェイ・エス・ビー

個別銘柄では3480ジェイ・エス・ビーの四半期決算の発表がありました。ここはPF組み入れ額が100万以上の「100万倶楽部」の一員です(知らんがな)。

こちら。
つまり、20年10月期第3四半期累計(19年11月-20年7月)の連結経常利益は前年同期比33.4%増の45.3億円に拡大しており、通期計画の36.1億円に対する進捗率は125.7%という堅調な決算となっています。

会社側は業績予想を据え置いており、ここは10月決算なので、最終の足下の第4四半期だけで9億以上の赤字が出て、会社予想通りということになります。ここは前年は0.5億程度の赤字。まあ、学生賃貸物件の運営、管理ですいから、春先の時期に売上、利益が集中するのはわかるのですが、それにしても保守的な見積もりのままです。

大きなM&Aでもない限り、一気に大きく業績が変化するような事業内容ではないですが、逆に言えば、コロナの影響も実質的にはほとんどなく、堅実な業績推移との判断もできます。

決算短信には

「当社グループにおける足もとでの経営成績につきましては堅調に推移しているものの、全国の大学によるオンライン授業の実施等、コロナ禍における当社グループの主要顧客である学生の生活スタイルの変化、経済活動の制限に伴う影響等による教育機関や学生の動向に対して、柔軟に対応し、様々な対策を講じる必要があると考えております。
これらの対策如何によっては、当社グループの経営成績に下降圧力が発生することも想定されるため、その動向を継続して注視していくとともに、計数等の管理につきましても慎重に進めてまいります。」

という文言があります。慎重なスタンスというのは、これはこれでいいのですが、いったい具体的になにをどう懸念しているのか、そこらがイメージしにくいです。

また、ここはどうもIRの対応が率直さに欠けるというか鈍い印象があります。週のはじめにサイトから質問を送って、週末まで「返信が遅くなります」の一言の連絡もなく、まったく放置のままだったのはちょっと基本姿勢を疑いました。

また、配当性向20%を目標として掲げており、業績も堅く来ているのに、配当予想も従来からの業績予想で10%前半、11%程度の配当性向の配当予想にか出していません。

また、なにせ知名度が低いです。ジェイ・エス・ビーといってもわかる人は非常に少ないです。JCBか、よくてJSRと間違えられるぐらいですので。

ということで、

・懸念材料
・四半期赤字拡大の可能性が高い?、慎重な見通しで、精査して結果、上方修正の可能性が高い?
・配当性向目標と配当予想の乖離
・知名度向上策 株主優待導入

あたりについて、また聞いてみましょうか。逆に言うと、上記のような「非効率性」がある時の方が投資機会となりやすいという面もありますが。配当性向目標と配当予想の乖離の部分は社外取締役の見解、コメントなども聞きたいところです。これは株主総会で聞くというのもありますね。京都本社なので、気楽に行けますし。ここはホテルを株主総会に使っていました。システムディは自社会議室でした。企業規模とかもあるのですが、後者の方が好感は持ちました。

つづく。

 

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