来週の方針(2)9月優待クロス最終盤、すかいらーく優待「改悪」

来週の方針(2)9月優待クロス最終盤、すかいらーく優待「改悪」

最終盤の課題

9月優待クロスについては以下に記載しているとおりで、ほぼ終盤戦の様相となっており、現在、日興で注文を入れている分をすべて取得すれば銘柄数、名義数ともほぼ昨年と同水準か、これをわずかに超える程度になる模様です。

9月優待クロス 日興復活分 プラスα 昨年水準を若干超えるか

まずは現引できる資金管理を厳格に行い、各社の資金についてIPO関係も含めて過不足がないように適切に調整しておくことが求められます。
9月については優待取得優先とし、日興の信用ポジジョン積み上げは原則として意識しないようにします。決済を遅らせて信用ポジジョンを持っておくというのもありますが、次の10月、11月はそもそも優待対象銘柄が少ないので、大きめの信用ポジジョンが取れると思いますから、9月は優待優先でいいかと思っています。

ここまでのところ、一般信用の売建はほとんどが日興で、わずかにGMO、カブコム、楽天があり、SBIは皆無という状況となっています。これでコスト的には、かなり昨年を下回っていると思われます。

あと、細かいところで、例えば伊勢丹三越とか、東急不動産とか、タナベ経営とか、みたいなのを拾ってみるかどうかというところがあります。

伊勢丹は百貨店系で、京都駅の伊勢丹で何か食品でも買って割引してもらえばそれでもとはとれます。そもそも取得コストが数十円です。東急不動産も最低単元なら低コスト。タナベ経営は手帳をくれるようですが、フジメディアと比較して使いやすい方を実際に利用するというのでいいかもしれません。他にも細かい、不人気だけど有用なものもあるかもしれないので、ちょっと確認しておきましょうか。

また、最終盤で取得できていないトリドールとか八洲電機などが取れるような体制にしておくことも重要かもしれません。

すかいらーくなど、優待「改悪」

すかいらーくは優待内容の水準切り下げで、株価は大きく下落しています。そもそも「やりすぎ」感が顕著だった銘柄で、優待切り下げリスクは私も下記にも書いてました。

『株主優待銘柄』に『投資』するな!(3)

すかいらーくレベルになると優待コストが業績、利益に与える影響も大きく、株主還元のあり方としてはバランスを欠くというか、かなり疑問があったというところかと思います。だから、これが単純に「改悪」ということかどうかは、それぞれの立場によって見解が異なるところかでしょう。私自身も中長期投資対象の企業には下手に変な優待を設定してほしくないと思うところがあります。逆に単にクロスで優待を取りに行く銘柄は、優待内容が切り下げられると残念となります。まあ、勝手ですね。後者の例がゴルフ関係優待の平和で、最近、優待内容がかなり大きく切り下げられいていましたね。

すかいらーくについては、切り下げられても、優待は相応に高い水準ではありますので、クロスで合理的に取れるのであれば取りに行くというだけのことです。但し、すかいらーく系の店舗は、近くにはあるものの「実需」がありません。行きたいと思わないということです。なので、考えるのは売却した時にどうかという視点になります。

個人的には最低単元、100株で現金配当よりも優待の方の価値が高いようなところというのはバランス的に優待内容に疑問があり、優待切り下げの可能性が高いと見ています。保有銘柄の中でこれに該当するのは、第一希元素、原田工業かな。

つづく。

来週の方針(2)9月優待クロス最終盤、すかいらーく優待「改悪」” に対して2件のコメントがあります。

  1. 桃ひろ より:

    大幅にすかいらーくは下げていましたね。
    コロナで業績が悪化したから仕方なのでしょうね。
    優待どりも意外と資金拘束がキツくて、ソフトバンクやアサヒビールで資金が回らなくて、あまりクロス取引が出来ていません。
    まぁ、9月とかは比較的ギリギリでも大丈夫な銘柄も多かったという記憶もありますが。

  2. 伏見の光 より:

    3月、9月の優待繁忙月は、わりとぎりぎりでも、そこそこの銘柄が残っていることがある印象です。閑散月は特定銘柄に集中するので、早めになくなるような気がします。

    すかいらーくは改悪されても、そこそこのリターンはある優待なので、コスト的に見合うと見ればまた取るかと思います。
    個人的には「やりすぎ優待」は変更になって当然かと思います。

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