来週の方針(2)優待クロス

来週の方針(2)優待クロス

銘柄数、名義数とも過去最多

9月優待クロスについては実質的にはほぼ取得は終了ということになっています。
月曜が権利付き最終日、火曜が権利落ちということになりますので、月曜の寄り、あるいは後場のところで、わずかに銘柄か名義を追加するかもしれません。

全体としは、常連のトリドール、JALUXを取り逃がしていたり、優待変更の平和をそのままスルーしてしまったりというようなことはありますが、銘柄数、名義数とも、9月優待としては過去最高を若干更新したと思われます。

月曜の夕方からは決済注文を確実にしておかないといけないので、どの銘柄をどこで売って、現物はどこで保有しているかの一覧を作成し、間違いがないように確実にチェックして注文を出しておかないといけません。

売り買い 同じ証券会社で単純化

今回はこのあたりが煩雑にならないように、あまり、売り買いが違う証券会社になつたりすることがないように、若干単純化しました。
売建は圧倒的に日興が多くなっていますので、現物も日興で保有という形にしているところが多いです。この方が単に現渡すればいいので、ややこしくないですからね。

大和CONNECT

あと、私ではなくて奥さんの方ですが、現物は新しいスマホ証券の大和CONNECTも利用しました。現物保有についてはクーポンで手数料が無料になり(当初は100枚配分され、以後10枚/月があって、使わなければこれは翌月に繰り越せる形だったと思います)、貸株の制度はないのでそのプラスはないですが、松井とかSBIのように手数料がかからない約定代金の合計を意識したりする必要がないのはよいです。

ただ、私自身は、スマホに特化し、単元未満株と、このクーポンによる手数料無料程度しか特徴がない大和CONNECTは、口座開設はしていますが、現状ではあまり利用価値はないですし、スマホでしか使えないという形は好みではないです。

一方、PFからは優待主眼銘柄をはずす

9月については現金ポジジョンは優待クロスにふることを優先する方針だったので、かなりそれは実践できました。現在、IPOブック対象銘柄がほとんどない(キオクシアは当初からスルーのつもり)大和については、各口座から現金を移動させて、ほぼ現金はないような状態となっています。これらは、大和に限らないですが、10月になったらまた各証券会社に再配分しないといけません。

で、PFの方に残っていた優待主眼銘柄の原田工業は売却しました。まあ100株だけですから、何ということもないのですが、ここは100株で3,000円、しかも長期優待の割増もあるという大サービスのクオカードが優待です。100株であれば現金配当よりもクオカードの方がずっと価値があるという「やりすぎ優待」銘柄です。

同じような形だった第一希元素は優待廃止になり、株価も下落しました。また、ここのところ、すかいらーくの優待水準の大幅切り下げなどもありました。単にクロスで、手数料・金利と比較して優待内容が有利なものであれば取得するというだけのことであれば、こうした「やりすぎ優待」は有力な取得候補となります。が、こうした銘柄は、中長期での投資、インベストメント銘柄として適当かというと、基本的な株主還元のあり方として、最低単元であっても優待内容の方が現金配当よりも価値が高いというような形が適切な株主還元であるとは考えにくく、まず、そうした形をとりつづけていること自体に疑問があります。優待廃止になれば株価は下落し、「やりすぎ優待」を継続するような企業の姿勢にも疑念があるとすれば、これはよほど事業内容等を評価するということでもなければ、PFに残して中長期の投資対象とすることは適切さを欠く面があると考えています。もちろん、このあたりは個々の判断で、別に優待を主眼として実際に資金を投じてその銘柄を保有するのがよいと判断するなら、そこはそれぞれのスタンスということになります。

やってることの意味が違うから視点も違う

中長期のPF運用と、IPOなどの短期の売買、優待クロスの取引は、それぞれ株式市場での株の売買を行うというところでは共通していて、実際に注文を出したりするということでは違いはないのですが、その意味や本質というのはそれぞれまったく違います。意識してこのあたりの区別は明確にしての対応をしていきたいと考えています。

優待クロスは長期の投資とは無縁ですし、値動きのリスクをとったトレーディングでもなく、現状では相対的に有利な現金の運用の機会です。

例えば6947図研。100株でクオカード1,000円の優待。株価は3,000円です。ここはまだ日興の一般信用の残数があります。月曜にクロスして火曜に決済すれば、100株クロスの取得コストは50円以下です。
つまり「30万円を2日あずけておくと、50円でクオカード1,000円がもらえます」状態なわけで(例えばこれが9405朝日放送だと10円コストでクオカード500円)、これは昨今の超低金利下では比率としては有利な運用ではあります。

これを株式投資として考えると、利益が細かすぎてそんなのやらないということになりますが、視点を変えて現金運用と考えれば、これは若干の手間さえかければ、ほとんどリスクがない有利な運用になり、これを積み重ねると、そこそこのリターンにもなってきます。

優待クロスは引き続きこんな発想で続けていきますが、相変わらず細かい点について色々わかっていなかったりミスが出たりすることがあります。ここらはナメずに丁寧に対応していくことが求められます。

つづく。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

映画

次の記事

喜劇 愛妻物語