お金偏差値30からの株式投資

図書館本。

これは私がリクエストしたものではないです。やはり、私以外にも投資関連の本をよくリクエストしている人がいるようですね。

著者の足立氏、他にも書籍を出されていて年配のベテランの方なのかと思っていましたが、私よりも一回りぐらい若い方でした。

本書は楽天証券のサイトで連載されていた内容をまとめなおしたものということです。これかな。

そのせいか、どうも全体的にパラパラとあれこれのことが書かれているという印象で、一冊の書籍としてのまとまり感があまりありません。

まず「お金偏差値30」というというタイトルが、なんだかよくわからない。知識や経験がこれまでない人の入門用というような意味でしょうか。まあ、こうした本のタイトルは著者よりも出版社、編集サイドの方が販売、アピール度などを考えてつけることが多いのでしょうが、なにか馬鹿にされているような印象があり、私は好きではないな。

肝心の書籍の内容の方ですが、書かれていることの多くは「そりゃそうね」と首肯できることが多いですが、「で?」というそこからのツッコミが浅いです。

まず、最初の方で株式投資の目的とか目標とか位置づけとか、そういうことを明確にしましょうということがあってしかるべき(とりわけ入門書なら)と思いますが、そういうことに全然ふれていません。ここが定まらないと、具体的になにをどうしていくということに進んでいかなと思うのですが。

また、トレードの視点とインベストメントの視点が混然としていて区別が明瞭ではないです。基本的に前者の立場ではあると思いますが、ここは、していることは株式市場での売買という同じことでも、意味や位置づけが違いますから、明確に本質的な違いとか意味を示しておくのがよいと思います。

全体的には、トレンドフォロー、損切の徹底、25日移動平均での売買判断というようなあたりのことが繰り返し出てきます。それはそれで一つの形でしょうけど、そうではない形もあるんでね・・・。

ということで、明らかに間違いとか有害、「とんでも」本とかいうことではないですが、全体にもうひとつという印象の一冊でした。

 

お金偏差値30からの株式投資” に対して2件のコメントがあります。

  1. はる より:

    こんにちは

    私もこの本は読みました。

    全く同じ感想です。

    この著者は個人投資家向けにセミナーなどされており、人気らしいです。

    なので、購入してみましたが、今一つと思いました。
    期待していた反面、、って感じでした。

  2. 伏見の 光 より:

    まあ、そもそも株式とは・・、的な話からはじまるよりも、よくもわるくも「実践的」なところもあるかもしれませんが、書籍としてのまとまり感の問題と、重要な基本的な部分をとばしているという印象が強かったです。

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