6996ニチコン IRへの質問回答から 変化が明確になれば・・・

6996ニチコン IRへの質問回答から 変化が明確になれば・・・

ニチコンのIRにちょっと質問を送っていました。都合で回答の受け取りが遅くなっていました。
以下は質問、回答とも、こちらで簡潔にまとめたものです。

ここ数年、売上高比での営業利益率が低いように思うが、この主要な理由は?

比較的事業内容が近いように思われる他社も利益率が高くはない。
なにが業界としての特徴なり現在の状況というのが影響している部分がある?。
→米中貿易摩擦により落ち込んだ産機向けおよびコロナ影響を受けた エアコン向けの大型アルミ電解コンデンサの売上低迷による収益性低下(稼働益の低下)によるもの。

コメントしてもらったことというのは当然あるのでしょうか、利益率がかなり低いのはここしばらくずっとの傾向です。
この構造的な原因がよくわかりません・・・。

セグメント別の利益、利益率については開示していない? 傾向としてセグメントによって利益率に大きな違いがある?

→セグメント別の利益については開示していない。

どういう傾向があるかというあたりはコメントしてほしかったところ。

ここ2年ほど「回路」のセグメントの売上が大きく伸びていたが

その理由、売上の伸びに貢献している製品群としてはどのようなものがあるか。この傾向は今後も継続する可能性が高い?。
⇒伸びているりは家庭用蓄電システムです。当社の蓄電システムは、政府の掲げる脱炭素社会の実現にむけて貢献できると考えている。

利益増減要因として「値引き」が挙げられていましたが、値引きが必要となったのはどのような製品で、その理由は?

⇒アルミ電解コンデンサ。シェアを拡大していくための価格戦略によるもの。

ここは地元企業の一角で100株だけ保有しています。やはり、ずっと利益率が低いのが気にかかります。どこで具体的に大きく利益を伸ばしていけるのか、EVや蓄電池などの材料性、可能性は感じるのですが、ちょっとつかみづらく、投資増額には躊躇。

ただ、ここから根本的なところでの変化の兆し、利益率の大きな改善の見通しなどが出てくれば、面白みも。既に相応に高い評価を得ている高PERよりも、課題がある企業が変化していく過程の方が株式投資は妙味があるというところもありますので。

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