投資本 ベスト10入りならずも、これもよかった

書名 著者、出版社 コメント

敗者のゲーム

チャールズ・エリス

日本経済新聞社

一般の人のテニスのゲームの勝敗は、スマッシュを決めることではなく凡ミスを減らすこと。資産運用も大当たりではなく大失敗を減らし、インデックスファンドへの投資を続けて市場に留まり続けること。今ではいわば基本、常識となったこの考え方を示してくれたのはチャールズ・エリス。ただ、個別株投資への指針を示していない点は「ウォール街のランダムウォーカー」とは異なります。

ジャストキープバイイング

ニック・マジューリ

ダイヤモンド社

「市場を予測せず、とにかく買い続ける」ことこそが、最も再現性が高く、誰でも実行できる資産形成法だとデータで示した本です。節約より収入アップ、タイミングより継続、感情より自動化。趣旨としては上記の「敗者のゲーム」に近い。

まぐれ

ナンシー・タレブ

ダイヤモンド社

「ブラックスワン」がよくしられている著者だが、個人投資家向けとしてはこちらの方がよい。「おれって投資がうまいかも」とかちょっと思ったりしたらこれを読むのがよい。うまくいったのはほとんどの場合は、たまたま、偶然。まさに「まぐれ」である場合が多い。非常にクセがあり読みづらさもあるが面白い一冊。著者は最近の日本経済新聞とのインタビューで、トランプ米大統領こそがブラックスワンそのものであると指摘しております。

ピーター・リンチ

ダイヤモンド社

株式投資を開始してしばらくして読んだ一冊。個人でも日常の身の回りの気づきからプロの投資家を出し抜くことができる(ことがある)という内容に励まされた記憶があります。実際、適切な判断ができれば目の前の様々な状況を投資に生かすことができる場合はあると思います。それは目の前の状況が業績などの形でまとめられるのにはタイムラグがあるということが理由の一つでしょう。が、素人の判断は危険でもあります。それは既に十分に織り込み済みのことかもしれないし、ここだけのことで業績にはほとんど影響のないことかもしれないし、そもそも状況を+-反対に評価してしまっているかもしれません。確かな判断する目が必要でそんなに簡単なことではないと相応に投資経験を積んだ今は思います。でも、書籍としてはなかなかいい本ではあります。

橘玲

ダイヤモンド社

橘玲氏の比較的初期の著作。切り口が独特で面白い。ただ、様々な著作や研究等を引用して自説を組み立てるような方法は、なんとなく「うさんくささ」を感じさせるものがあり、好みではない。が、図書館に著者の新しい本が入るとつい借りてしまいます(^_^;。

立花義正

同友館

初版は40年以上前。著者は明治生まれ。国内のトレーダーの濃厚な記録。これを読んだからといって直接自分の売買やの上達や利益につながるかといえばそれはなかなか難しい。が、この「濃さ」を感じるだけでも本書を読む意義はある。

木村剛

講談社

著者は逮捕され表舞台からは姿を消しましたが、25年ぐらい前に出版された本書は国内での「まとも」な資産運用入門の書籍としてすぐたれ内容のものだったと思います。今となっては常識的な内容かもしれませんが、最初に読んだ時はかなり鮮烈な印象がありました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です