今年もキーエンスの株主総会に行ってきた(4)質疑応答など 

前にも書きましたが、キーエンスの株主総会はちょっと常識外のところがあります。

これだけの巨大企業でありながら株主総会は公立の施設の会議室です。で、役員以外は前列に背後に4名の人がいるだけで、PCはノートが2台あるだけ。「名物」のように毎年、六法全書が置かれています。

株主総会は時間どおりに開始され。例年どおり最初の議長からの説明は事前に配布された冊子の文章を読み上げるのみです。なにか資料が投影されるといったことは皆無です。そもそも情報開示の範囲が限定的ですね。

なお、出席者は多分100名弱ぐらいで、これは例年より多かったです。滝崎名誉会長の取締役退任ということも影響していたと思います。

質疑ですが、

・株式分割
・自社株買い
・株主還元
・名誉解消への賛辞や謝礼
・事業内容

の4つの分野の内容がありました。

例年以上に株式分割、株主還元についての発言が多かったです。

事業内容と関わっての質問で、社長の回答で繰り返されたのは「付加価値」と「会社の永続」でした。

さて、ここから自社株買いにしても、分割にしても、なにか具体的な動きがあるでしょうか。

そうそう、社長のコメントで複数回言われていたのはデイトレードのような売買でボラティリティ(株価の変動率)が大きくなるようなことは好ましくないというようなことを言われてました。なにか言うと、そこは攻め口になります。1:4の株式分割だと、今の株価での分割だと1.89万円の株価になります。これだとまたまだ十分に値がさ株の範疇で、こんな株価のところにドカドカとディトレード、ノイズトレーダーが参入してきて株価が乱高下するようなことはまず考えられません。だから、この分割比率であれば会社側の心配はあたらない、わざとなにか理由を持ち出したけどそれは理由になっていないということだと思います。

また個人株主は着実に増加しているということも言われていました。では、その増加のペースはどうなのか、全体の中の比率はどうなのか、個人株主が増えること自体はよいと思っているのか、等々、この点だけでもツッコミポイントはあります。

分割がなければまた株主総会で発言、あれば、対応を誉めつつそこからの対応について質問、意見ということになりますね。

毎年のエンターテインメントです。

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