現時点での「キーエンス×Physical AI」試算

私の現時点での「キーエンス×Physical AI」試算

かなり大雑把にまとめると、

現在

1社平均:約292万円
センサー・測定機器:比較的限定された数
売上:約1.17兆円

Physical AI普及後

1社平均:400~700万円程度
センシング点数:2~4倍
高機能センサー比率:上昇
1台当たりセンサー売上:1.5~3倍程度
キーエンス売上:1.6~2.5兆円

というのが、私なら置く基本シナリオです。

そして非常に重要なのは、売上2倍になっても利益が2倍とは限らないものの、キーエンスの場合は営業利益率が現在すでに約51%という非常に高い水準にあることです。

したがって、

「Physical AIでセンサー市場が拡大する」→「キーエンスの販売数量が増える」→「高付加価値品へのシフト」→「売上1.5~2倍」

というルートが成立すると、利益・EPSへのインパクトはかなり大きくなります。


そして、投資家として一番面白いポイント

以前お話しされていた**「キーエンスは株価が高く、PFの中で100株でも非常に大きな比率になるので、株式分割をしてほしい」**という問題ともつながります。

私はキーエンスを「単なるFAセンサー会社」として評価するより、

AIがデジタル空間から現実世界へ出てくるとき、その現実世界をAIに認識させる“目・距離計・測定器”を大量に供給する会社

と考えた方が、長期の成長性を理解しやすいと思います。

ただし、「Physical AI=キーエンスが丸ごと取れる市場」ではありません。画像ならCognex、ロボットならFANUC・安川電機、LiDARなら各種メーカー、力覚ならATIなど競争相手もいます。

なので次にやると面白いのは、**「ヒューマノイド1台にキーエンス製品がいくつ入り得るか」→「世界で1,000万台になったらキーエンス売上はいくら増えるか」**を積み上げることです。

これをやると、キーエンスの現在の時価総額がPhysical AIの成長をどの程度織り込んでいるのかまでかなり具体的に見えてきます。

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