インターネット懸賞必勝講座


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第一回 はじめに

 さてと、これから「インターネット懸賞必勝講座」というのを書いていこうと思います。

 以前にはサイトに懸賞応募のノウハウ全般についての内容を掲載していたのですが、本にまとめるということで、サイト上の原稿は一度削除してしまいました。しかし、これまでサイト上に掲載することによって色々な方とのつながりが広がりました。 昨今は、ネット懸賞をとりまく状況そのものも数年前とは大きく変化してきていますので、そのあたりのことも踏まえながら、初心(?)に戻って、書き進めていきたいと思います。

 まあ、相変わらず「文字ばっかり」が基本になることでしょう(^_^;)。リンクなどは有効に活用し、多少は役に立つものにはしていきたいとは思っていますが・・・・。

 私のことを「懸賞の達人」と勘違いされる方が時々おられます(雑誌とかに載せてもらう時はそういう扱いにしないと記事としてかっこがつかないから、そのような扱いになっていることがあります)が、違う、違う〜。私はただの懸賞好きのおっさんです。自分の「懸賞の達人レベル」(なにそれ?)は甘く見てせいぜい「中の上」というところだと思っています。私など足下に及ばないほどの当選数の方、高い当選確率の方はたくさんおられます。このあたりもまた順次、紹介していけたらと思っています。
 また、私は「懸賞の達人」と「懸賞の鬼」というのは違うと思っています。このあたりのことは、以前に「とくとくページ」の発行しているメールマガジンで書かせていただいたので、興味があれば読んで見てください。ここです。

 「必勝講座」というからには必ず勝たないといけません(そりゃ、そうやねぇ)。では「勝つ」とはどういうことか。それをここでは、「応募コスト以上のものを賞品や賞金等で毎月必ずまかなうこと」としておきます。つまり、収支は毎月必ずプラスにするということです。ここで「等」としているのは、別に懸賞の当選だけでなく全員プレゼントなどでもらったものも含めて考えていいだろうということです。つまりは、インターネットの活用によって毎月収支をプラスにしましょうということですね。となると、これは「懸賞必勝」だけの内容ではないということになってきますが、このあたりのことも含めて幅広く考えていきたいと思います。
 
 また、いくら収支がプラスとはいっても、毎日毎日、2時間も3時間も懸賞についやしていたのでは、対時間比でのパフォーマンスは高いとは言えません。損はしなかったけど、えっらい時間かかってしもうたわ・・、っていうのはよくないですから。
 こういう視点も大事に考えていきます。

 つまり、これから書いていこうとしているのは
・懸賞応募を中心にしながらインターネットを活用して、なるべく短い時間で、どれだけ毎月確実に収支をプラスにできるか
これを考えていくということです。


 
皆さんのご意見等も反映させ、多少なりとも有用なものにしていきたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いします。

01/05/06

第2回 確率は下がっている


 さてと、ようやく第二回目を書き始めました。
 何にしようかと思ってちょっと考えていましたが、とりあえず私の応募データから、ここ何年かの当選確率を示してみます。
 これまでの全般的な応募数と当選確率の推移については「懸賞日記」の一番下のところに載せていますし、月々の当選状況については「今月の当選記録」これまでの当選記録のところに掲載していますので、興味があればご参照いただければと思います。

 大きく整理してみますと、総応募数比の当選確率では
1998年 6.8%
1999年 4.5%
2000年 3.0%
2001年 4.2%(1〜4月)

 という推移になっています。この数字はインターネット以外での葉書などでの応募も含んだものとなっているため、純粋にネット懸賞のみの当選確率を示したものではありません。但し、とりわけここ2年ぐらいについてはネットでの応募数が9割程度となっていると思われますので、ネット懸賞の全体の傾向は示せていると思います。

 つまり、1988〜2000の3年間でネット懸賞の当選確率は半分以下に大きく落ち込んでいることがわかります。今年の1〜4月については、当選確率は1999年なみに回復していますが、これはここ3年の傾向から考えると、いわば当選数という意味では「できすぎ」の傾向があるように思われますので、今後、多分、確率は低下していく可能性が高い(よくて4%維持、上昇はちょっと考えにくい)と思っています。

 さて、ここで示している確率は応募総数比での数字です。応募件数ではありません。件数と総数の意味の違いは、同じ懸賞に家族分の応募をすることがあり、例えば、一つの懸賞に家族3人分応募したとすると、件数は1、総数は3となるわけです。だいたい家族分の応募をするのは大物懸賞など当選確率の低いものの場合が多いこともあって、件数比での当選確率と総数比での当選確率では前者の方が常に確率は高くなっています。

 1998の件数のデータはない(調べたらわかるだろうけど集計できていない)のですが、件数比での確率は

1999年 6.6%
2000年 5.0%
2001年 7.0%


となっています。これを総数比での確率と比較してみると、99年は1.47倍、2000年は1.67倍、2001年は1.71倍となっています。この理由は、傾向として家族分まで応募する場合が多くなっているため、全体として確率は下がり気味だが、件数比よりも総数比での確率の低下傾向がより大きくなっていると言えそうです。

 また、この応募の中には、雑誌への投書、色々なアイディアとかエッセイ、小論文、モニター応募といった「公募」的な性格のものは含めて考えています。これらは、これらの応募だけ取りだして集計してみればはっきりとした数字が出ると思いますが、確率としては単純な抽選による応募のものよりも確率はずっと高くなるため、全体としての当選確率を押し仕上げる意味があります。

 また、ここには全員プレゼントなど必ずもらえるような応募については、アンケートのポイントがたまると商品券をくれるような場合のものも含めて、数字には入れていません。これらを含めると確率は当然上昇することになります。とにかく自分で応募したものでどれだけのものが当たったりもらえたりしたかという集計にするのであれば、こうしたものを含めて考えてもよいのでしょうが、私の場合はこれらは「番外」として整理し当選確率の数字には含めないということにしています。

 別に集計なんてどうしなければいけないということはないわけで、自分の好きにすればいいと思いますし、私自身の方法がよいとか適切であるということではないですが、応募や当選の集計をしていくのであれば、個人内的には基本的に同じ方法で集計を続けていかないと、データとしての一貫性、継続性がなくなり、傾向が把握しにくくなるということがあると思いますから、一定の配慮が必要です。

 ということなのですが、誰でもだいたいネット懸賞の応募では私と同じ程度の当選確率の数字が出るかといえば、そうはならないでしょう。同じ集計方法であっても、私よりも高い場合もあれば低い場合もあるでしょう。これは個々の応募傾向に差があるためであり、どのような工夫をしているかによって差が出るということでもあります。

 ここで示したように、全体としてネット懸賞の当選確率は低下してきています。山本氏が「とくとくページ」を始められた頃のような「入れ食い」状態は現在では望むべくもありません。傾向として、今後もこの確率低下は続くと見てまず間違いはないでしょう。

 ただ、ネット懸賞で勝つためには、必ずしもこの確率というのは重要ではないという側面もあります。なぜなら、ここで言う「勝つ」ということの意味とは、前述したように「応募コスト以上のものを賞品や賞金等で毎月必ずまかなうこと」ですから、全体としての当選確率が低くても、確実にゲットできる毎月の当選確率が非常に高いようなものがいくつかあれば、それで上記の目標は達成される可能性があるからです。

 しかし、「楽しみ」という意味では、この確率は重要です。どっちかというと、確率というよりは当選数というところもありますが、とにかく小物であれ何か届けば嬉しいですし、楽しいですから。そうなるとモチベーション(やる気)も向上しますしね。逆になると「当たらない→つまらない」の「デフレ」状態に陥りがちになります。

 では、次回からは、この全体としてのネット懸賞の当選確率低下の中で、どうすれば当選確率を高めていけるのかを具体的に考えていくことにいたしましょう。

01/05/12

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