IRセミナー MAZDA 方向性に納得感 うまく進むかどうかは?(1)

IRセミナー MAZDA 方向性に納得感 うまく進むかどうかは?(1)

今日は大阪でMAZDAのIRセミナーがあり参加してきました。いつものように前の方に座って質問もしてきました。

MAZDA3やCX-30には1.8Dのエンジンがパランス的にはよい?

これは投資ではなくて、ユーザーとしてという話ですが、現在乗っているのが6年目となったアクセラのXD。この車は2.2リッターまディーゼルエンジンを積んでいます。とにかくビックトルクで力強いエンジンで、上り坂とか、高速道路の巡航運転には強いです。

で、アクセラの後継、というか名前が変わったMAZDA3ですが、これには2.2のディーゼルの設定がないのです。1.8Dには試乗させてもらいましたが、やはりトルク的には物足りなさを感じてしまいました。但し、シャシーの進化などはちょっと乗っただけで実感できましたが。で、CX-30にも2.2Dはない、CX-5にはある。

ここはアクセラXDに乗っている立場からはCX-30にも2.2Dを設定してもらいたかったところです。

というような話をセミナー後に聞いてみたら、藤原副社長がいうには「MAZDA3には2.2Dはオーバースペックで、1.8Dのバランスが好ましい」というようなことらしいです。

うーん、車全体としては、そういうところもあるかなー。ただ、現在の2.2Dユーザーからすると、今のトルク感というのが「普通」の感覚になっているので、そこからすると、やはり1.8Dではパワー不足感は否めないのです。このあたりは「車というものはどういうものか」という本質論とかとつながってくるところでもあります。

あ、セミナー後のCX-30のクリアファイルをもらいました。これは、主力の車として育てたいのだと思います。私自身も購入候補です。

まあ、ちょっと小さいCX-5っぽいですが、よく見ると、似ていてちょっと違う印象もあります。いいクルマなのは確かです。が、これはを買うかどうか・・、思案中です。

 

方針に納得感 ブランド価値の向上 トヨタ陣営の中でのCASE

MAZDAの資料を見ていると、どこでも「ブランド価値の向上」という言葉がでてまきす。

大幅な値引きをしてでもとにかく売る、販売奨励金を多くしても売る、そういう利益を削っても台数を追うような方向ではなく、エッジのたった「らしい」商品群をベースに、「マツダ地獄」を再現、再生産するようなことをせずに、ブランド価値を向上させていく、その方向性は正しいと思います。

というか、MAZDAとか、あるいはスバルぐらいの規模の自動車メーカーは、なんでもかんてでも幅広く取り組むわけにはいかないですから、特定の分野に絞って、このような方向に進むしかないとも思います。

MAZDAの場合は、デザインや内燃エンジンの面で、これは相応に「成功」しているように見えます。現行のディーゼルエンジンや、新しいスカイアクティブXのエンジンというのは、市販車に搭載されているものとしては世界最高水準であり、こりまでになかった世界初のものですから。

この内燃エンジンのところを強調すると、なんか電動化に後ろ向きというような印象を持たれたりするかもしれませんが、そんなことはない。それはそれで進めつつ、内燃機関としてのエンジンの可能性をとことんつきつめていくような方向性というのは、あり方、方向性としてはよいと思います。

ただ、今の車は、いきなり純EV全盛になったりはしないですが、CASEの方向性を深めて商品開発をすすめることは必須です。となると、MAZDAの規模で自社だけでこれを完結することはちょっと想定しずらい。その時に、資本関係も含めてトヨタと提携するというのも、まあ、方向性としては必然性があり、納得感もあります。

つづく。

 

 

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