世界一やさしい 株の信用取引の教科書 1年生
図書館本。
信用取引の入門書といった体裁ですが、序盤の内容と中盤以降の内容の差が大きい印象でした。
信用取引は独自の用語もあり、最初はとっつきにくいです。私自身も、数年前から優待クロスを本格化する以前は使っていませんでした。
序盤からの「そもそも」的解説、具体的な信用口座開設から取引開始までの案内などは具体的にとてもわかりやすいです。
が、中盤の実際の取引のあり方、ポイントの具体例のところになると、印象としては唐突に「75日線」といったテクニカル的な売買判断の内容となり、以後、ずっとテクニカルを中心とした売買判断が基本的な内容となります。
まあ、私自身がテクニカル嫌いということも影響しているとは思いますが、このあたりは唐突感あり。
最後の方でトレードの記録とその見直しの重要性にふれているところはそのとおりかなと思いますが。
私自身は、信用取引は積極的に空売りで利益をえるような使い方はしていませんし、できていません。
優待クロスのミスで、結果的にに空売りだけのポジジョンになってちょっと利益が出たり、損失が出たりといったことはありますが、これはそうなってしまったということで、ミスによるものです。
あとは、現物でそのまま買うよりも信用取引から現引き、逆に信用売から現渡といった売買をした方がコストが安くなる場合はあるので、それで使うことがあるぐらいです。