3191ジョイフル本田 利回りを概算してみる

前提

6/20が期日の3191ジョイフル本田ですが、ここの優待クロスの利回りを概算してみましょう。

現在は日興に一般信用売建がありますので、売りはここで考えます。

現物は50万まで手数料不要のところで、400株を取得できるとします。ここは実際は微妙です。

優待内容　その価値

優待内容は以下です。さらに、株数の多い優待もありますが、商品券は同比率では増額されないため、効率が悪いですので、ここでは100株の場合と400株の場合を考えます。

①商品券(500円券) または ②茨城県産米
100株以上 ① 2,000円分の商品券 (4枚)　または　② 2kg
400株以上 ① 4,000円分の商品券 (8枚)　または　② 5kg

で、優待は換金しやすい商品券とします。
ジョイフル本田は関東圏を中心としたホームセンターです。実際に店舗で使えば現金同等ですが、ここでは金券ショップの買取価格450円（500円券）を価値とします。これはアクセスというチケットショップでの買取価格。

つまり、100株では1,800円、400株では3,600円の価値ということです。

取得コスト　日数

日興は一般信用売建の貸株金利は1.4%です。明日に売建するとすれば、日数は35日となれます。

株価を本日の終値1,215円としましょう。

となると、

100株の場合の金利は、1,215円☓1.4%/365日☓35日=163円
400株の場合の金利は、1,215円☓4☓1.4%/365日☓35日で652円となります。

日興ダイレクトは信用手数料はかかりません。

現物は50万まで手数料無料の証券会社で取得すれば、コストはかかりません。売却も同様です。但し、株価が1,250円以上となると、400株の場合は50万を超えてしまいます。となると、手数料がかかります。

この場合は、どうでしょう、手数料負担を考えれば、300株を権利落ち日に、あと100株は金利を負担して1日ずらして決済し金利負担1日と引き換えに、手数料負担を避けるのがよいのかな？。

まあ、ここでは、取得コストは100株の場合は163円、400株の場合は652円とします。

年換算での利回り計算

100株の場合ですが、必要金額は121,500円。で、必要コストは163円で、得られる優待の価値は1,800円。
400株の場合ですが、必要金額は486,000円、で、必要コストは652円で、得られる優待の価値は3,600円。

資金を固定される日数は35日です。

つまり、100株の場合、12.15万円を35日間運用して、得られる手取り額は1,637円。
　　　　400株の場合、48.6万円を35日間運用して、得られる手取り額は2,948円となります。

100株の場合、これは1.347%となります。400株の場合は0.607%となります。

但し、これは35日という日数ですので、年換算ということだと、365日/35日で、10.4286倍しないといけません。

となると、100株の場合の年換算利回りは14.05%、400株の場合は、6.33％となります。

極めて低リスクで、手取りでこの年換算利回りが出る金融商品というのは昨今ありません。

あと、SBI証券などで現物株を貸株扱いにしておくと、0.1%程度の金利が得られるので、取得コストがわずかに下がり、その分、利回りはさらに若干は向上するということになります。また、日興より低金利の楽天・無期限で売建できれば、さらにコストは下がります（大口適用の場合）。

リスク

リスク要因はなにかあるでしょうか。

考えられるのは買取価格が大きく低下する可能性ですが、ここは業態がホームセンターであり、コロナウィルス云々があっても、来客数は確保されており、需要が急減したりすることは想定しにくいです。

あとは、自分の側の注文ミス、入力ミス等です。優待クロスはもともと細かい利益を狙いに行くものですから、売買注文のミスがあったりすると、簡単にその目指していた利益が失われて損失が生じることがあります。逆に、たまたま、それが利益積み増しになることもありますが、とにかく自分なりにミスを極力なくすような「仕組み」「方法」「手順」を確立しておくことが求められます。

というぐらいでしょうか。

もちろん、優待内容の改悪とか廃止ということもありますが、これはかなり期間をとって事前にアナウンスはされるので、いきなり、あるつもりの優待がなくなったということは想定しにくいです。

まあ、全体として悪くはないです。

去年は5/21あたりに日興でクロスしていました。今年もそれぐらいなら大丈夫なのか、そのあたりがよくわかりません。とりあえず、もう取っておくのも一案です。