インベストメント・トレーディング・キャッシュ(1)

インベストメント・トレーディング・キャッシュ(1)

この3つを混同せずにうまく整理しながら、資産運用をすすめていきたいものだと思っています。

インベストメント=Investment=投資

長期、無期限で、企業の成長を期待して資金を投じるもの。

「投資」はいいけど「投機」はダメとか、逆に短期の方がリスクが低く長期の方がハイリスクとか、InvestmentとTradingを比較して、どちらがいいとか悪いとかいうような記事、コメント等をあちこちで見かけるように思いますが、これらは意味が違うので、優劣をつけられるものではありません。

好き嫌いとか、向き不向きとか、そういうレベルのことでしょう。和菓子と洋菓子はどちらがおいしいか、和食とフランス料理はどちらが優れているかとか、まあ、立場により答えが違ったり、答えが出なかったりすることです。

「まとも」な企業の株式を保有していると「勝手」に企業の業績が伸びて、株価がどんどん上昇することがあります。別に鋭い企業分析なとができなくても、長く個別銘柄に投資していると、たまたまそうした銘柄にぶつかることがあります。で、売却せずに、半ば忘れているような状態で保有を継続したり買い増したりしていると、さらに株価が上昇したりすることがあります。

25年ほどの経験で言うと、いくつかの銘柄による、この利益が大きいです。これをちゃんとした「投資」と言っていいのかどうか、よくわからないですが・・・。

具体的には

8876リログループ

IPO一発の売買後に買い戻して保有を継続していた分。最初のIPO初値売却で500万以上の利益が出ましたが、これは次に書くTradingの方。それよりも買い戻して保有を継続したり買い増ししたりした分の利益の方が大きいです。

6861キーエンス

最近はインデックスファンドなど投信の積み立てということがよく言われますが、これはそうしたことが喧伝されるようになる以前に、個別銘柄を毎月一定額ずつ買っていく累積投資、「るいとう」の形をとって買っていったものです。以前からキーエンスの利益率の高さなどはよく知られていましたが、株価が高すぎて個人としては買いにくい。そのため、月に1万、2万といった設定で数年買い続けていたものです。その後株価は大きく上昇し、現在ポートフォリオの中で1位の時価評価額となっています。

なお、累積投資については、トヨタ、武田薬品、山之内製薬(アステラス製薬)、オリンパス、ソフトバンクなどを買っていました。利益の額は違いますが、ほとんどが利益につながっています。これは相応にドルコスト平均法の効果もあるでしょう。

万科企業

中国株。中国の不動産関係では代表的な企業です。かつてはシンセンBというマイナーな市場にしか上場されておらず、国内でこの市場の銘柄の売買ができるのは内藤証券ぐらいでした。

分割などがあり株数が増加。買いコスト分をまかなうために少し利益を確定し、あとは放置しておいたら、株価が上昇していました。

現在ポートフォリオで保有している銘柄は、株数が少ないものもありますが、ほとんどが投資の視点で保有を継続しようとしているものです。

大きな利益につながる次の候補は

2471エスプール

でしょうか。

意外に別の銘柄かもしれません。

運用のベースは、やはりこのインベストメント、投資のところに置きたいと思っています。

つづく。

 

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