なまけものが得をする ワンコインつみたて投資術

図書館本。

冒頭で「売ったり買ったり、ドキドキハラハラする投資が好きな人、勉強熱心な人、大金持ちの人にはまったく向きません」と書いてあります。後半の2つはあてはまりませんが、まあ、前半はあてはまるので、これは私向きではないということでしょう^^;。

これに続くところで、宝くじを投資の視点から取り上げてます。この例は適切とは思われません。宝くじはその還元率、期待値の低さということは自明であり、投資対象として考えられるものではないのは当たり前のこと。そんなことではなくて、ほどんどの人はエンターティンメントとして買ってるわけで、そこが中心的な意味です。「めざせ桐谷さん」という内容も疑問です。

積立投資の意味はわかるし、その相応の有利さについてもわかりますが、逆に言うと、最悪のケースでは大きな損失が出る可能性があり、最悪でなくてもほとんど利益にならないケースもありえます。そうしたリスク面の説明が不十分で、そのリスクと引き換えにリターンを取りに行っているという投資の本質のところについてのコメントが少ないです。

できたら、付帯的な内容でもよいので、個別株投資の意味などにもちょっとふれてほしいし、個別株の積み立て(るいとう)の説明もあるといいと思うのですが・・。

 

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