退職金運用 まずは安全・確実・有利な「退職金定期ころがし」から

下記の記事は2013年に書いたものですが、趣旨については現在も通用すると思います。

最近の似た関連記事は

目くらましの「退職金特別プラン」、例えば三井住友信託銀行

(2019.4.17)があります。

以下、2013年記載の内容となります。

退職金運用 まずは安全・確実・有利な「退職金定期ころがし」から

この3月末で長く勤めた仕事を退職される方もあると思います。

退職金については3月末即日に入金になるという方は少ないかもしれませんが、しばらくすればまとまった退職金が入ってくる、さて、どうしましょうかね。

そのまま普通預金とかにおいておいても、ほとんど増えませんしね。

これまで、既に株式等で資産運用をされているのであれば、今後の運用方針は決まっているのかもしれません。

であればそれでいいと思います。が、資金量が増加すると、アセットアロケーション、資産配分を再構築しなければいけませんが、そこはあまりあわてない方がいいと思います。

退職を機会として、これから本格的に資産運用に取り組んでみようかと考えておられる場合はどうでしょうか。

いくら、目先の株式市場が堅調に推移しているからといって、いきなり株式の個別銘柄、あるいは株式で運用する投資信託にまとまった資金を入れるのはおすすめできません。

もちろん、それで結果的に正解となる可能性もありますが、先のことは誰にもわからないので、いきなりリスクの高い(値動きの大きい)アセットクラスにまとまった資金を一気に投入することは避けるのが賢明でしょう。

では、どうするか。

おすすめなのは、私自身、去年に行いましたが、退職金定期での運用です。

これは退職した年度しかできない場合が多いです。

一般的な定期預金と比較して、退職金定期の金利は相対的に非常に高く設定されている場合が多いです。

金融機関としては、対リテールという意味では、退職金はまとまった資金を受け入れるチャンスですから、金利を優遇しても資金を取り込みたいということなんでしょう。

「退職金定期」で検索したら色々出てくると思います。

まあ、3ヶ月で2%/年程度の金利を設定しているところはわりとあります。年で2%だと3ヶ月ではその1/4の0.5%ということになります。

一つの金融機関だけで終われば、この0.5%程度の金利を得て終了になってしまいますが、満期になった時点で、これをまた別の金融機関に動かして、そこで退職金定期を設定すれば、実質的には高い金利が継続されるのと同様になります。

満期になった時点で、金融機関の方は「投資信託はどうですか」とか「保険はどうですか」とか、いろいろすすめてくると思いますが、こういうものはとりあえずキッパリと断ること。

銀行等で売っている値動きが大きめの金融商品は概してコストが高いものが多いです。窓口でうまく対応する自信がなければ「アドバイスしてくださる方がいるので」と逃げればよろしい。

例えば、2000万で投資信託を買って、その販売手数料が2%だとすると、買った時点で40万なくなりますから。こういうものを買うと、それ以前の優遇されていた金利分なんて、すぐにとんでしまいます。

とりあえず満期になった資金は普通預金に動かして、あとはインターネットバンキングの手続きをしておいて、自宅からネットで別の金融機関に入金すればいいです。

自分の資金ですから、それをどこにどう移すかは自分の判断です。一々、金融機関にあれこれ指示される必要も意味もありません。

 私の場合は3ヶ月定期で3回転(3つの金融機関を利用)させましたが、4回転も可能でしょう。

 別にこれは違法でも反則でもなんでもないです。

ただ、これは金融機関の窓口にとりあえずは出向かないといけません。設定時だけでなく、解約時も店頭まで行かないといけないことが多いでしょう。しかし、リスクの低い運用で、それなりの優遇された金利を受け取るためと考えれば、その程度の手間は惜しまない方がいいと思います。

注意が必要なのは、設定時にさらに定期預金金利が高く設定されている、投資信託とセットになっているような運用プランです。これは入り口のところで優遇金利分以上にコストが高くなってしまうこともありますし、当初のところで相当額をリスクの高い運用にさらしてしまうことにもなります。安定運用を心がけるのであれば、こうしたセットプランではなく、単純な退職金定期を選択すべきでしょう。

また、金利もですが、金融機関によって退職金定期の商品内容は異なっている場合があります。

具体的には、退職金定期に預け入れることができる額に違いがあったりします。実際に退職金を受け取った金額までとして、その証明書類を求められる場合が多いと思いますが、金融機関によってはこれにさらに資金を追加して退職金定期として運用できる場合もあります。

このあたりは事前に確認しておく必要があります。

まとまった金額が入ったからといって、いきなり多くの額でハイリスクな運用に踏み込むことはおすすめできません。

それは退職金定期で運用している間に勉強すればいいと思います。あるいは、すぐにということなら、少額で株式を買うなどのことをしてみたらいいと思います。

大切な資金をいきなり減らしたりすることがないよう、退職金の運用は、まずは安全・確実・有利なところからスタートしましょう。

うーん、なんか日経の「マネー」面の記事みたいになった・・・。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です