適応的市場仮説 4章まで。

4章まで読みました。なかなか印象的で示唆に富むところが多いです。

P165
「市場の歴史は、自分の判断に絶対の自信を持った「合理的」投資家が間違いをしでかした例に満ち溢れている。そうして彼らは自分の想定や理解を超えた情報に引きずり下ろされる。
 言い換えれば、私たちの合理性は生物学的にあまりにも限られていて、効率的市場仮説がいつもいつもありとあらゆる文脈で成立するなんて無理なのだ。」

だと思います、実際。

 

P186
「知性とはなんだろう?。神経科学における近年の研究を利用すると、びっくりするくらい直球の答えが出る。知性とはいい物語を作る能力のことだ。
「いい」物語とは?。私の言ういい物語とは、結果を正確に予測する物語だ。つまり「Xが起きれば次にYが起きる」、そうわかるのがいい物語であり、簡単な言葉で言うと、原因と結果、それだけのことだ。知性とは、現実の原因と結果を正確に描写する能力のことである。」

ここの部分、金融についてはその原因と結果についてはかなり曖昧さを残し、それでも相応の物語を作ることは十分意義があるという書き方をしています。うん、なるほど、そうかも。

5章へ。

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