IPO 7794イーディーピー ポジティブ要因・ネガティブ要因(1)新規性

IPO 7794イーディーピー ポジティブ要因・ネガティブ要因

IPO7794イーディーピーですが、フィスコの当初の銘柄紹介レポートをざらっと見ました。

全体の印象はIPOらしさがあって面白いという感じです。

IPOの場合、

・新規性
・成長性
・希少性

などがポイントになると思いますが、この銘柄の場合、とりわけ成長性の面で期待感があります。

会社のサイトはこちらです。すっきり感があって、わかりやすいサイトになっているかと思います。

とりあえず新規性について。

まず合成ダイヤモンドの製造専業というような上場企業は他にありません。

なので、同業他社との比較というのができません。IPOでは類例のない初モノ系の企業が好まれますが、それに該当するところもありそうです。

人工のダイヤモンドというと、切削等の工具の先端に取り付けるような部品のイメージだったのですが、ここの場合の主用途はダイヤモンド宝石を製造する際の原料となる種結晶です。

ちょっと、「なんだ、偽物のダイヤモンドか」ととらえられそうですが、近年、この市場は大きく伸びてきているようです。というのは、まずこれは素材、組成としてはダイヤモンドに似たものではなくてダイヤモンドそのものだということがあります。また、天然のダイヤモンドはその採掘等で環境に負荷をかけ、昨今のSDGs云々のこともあり、合成ダイヤモンドが注目されているところもあるようです。こちらのジュエリー店のサイトに解説がありました。

上記では「1: 地球にやさしいエシカルジュエリー 天然ダイヤモンド採掘の背景には、環境破壊、過酷な労働や紛争などの問題が潜んでいます。合成ダイヤモンドは地球に一切負荷をかけないサステナブルな(持続可能な)製法で作られるため、地球にやさしいエシカルな生き方を選ぶ人たちに注目され、海外のセレブリティにも愛用されています。」とされています。

合成ダイヤモンドは、宝飾用だけでなく、その応用範囲はかなり様々な面があるようです。こちらで簡潔に応用例が示されています。こうした面も今後の可能性が感じられる部分かと思います。

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