とてもよい内容。2人、違うことを言っているようで、共通することを違う言い方で説明しているところが多いように思いました。

井村氏の「運」の話に共感度大。人生全般についてもそうですが、「あの時、もしああだったら・・」というのはあれこれありますね。

私の場合であれば、もし、資産運用の最初に大和証券を選択しなければ・・・、とか、もしＩＰＯで現在のリログループが当たっていなければ・・、とか。

私は「運」という言葉は使わないですが、「たまたま」「偶然」「まぐれ」という要素は非常に大きいと思います。それに恵まれた人が生き残り、そうではなかった人は消える。いわゆる生存者バイアスというやつです。

井村氏が挙げたこの裁量投資についての見解はどうでしょうか。

自分自身の場合、メリットの方、本業云々はほぼ関係なかったし、これからも関係ないでしょう。

デメリットの方、損をして終わる可能性はほぼ皆無です。そこそこのストレスを感じることはありますが、やっかいな多大なストレスというところまではもうないというか、ないような形での投資しかしない。

個別銘柄についてあれこれ調べたりするのは楽しみであり、別に覚悟はいりません。「運」というか「まぐれ」「偶然」には既に相応に恵まれてきました。

ということなので、やはり「楽しみ」としての裁量投資はこれからも継続していくということになりましょう。井村氏はファンド立ち上げを考えているようですが、実際にそれを買ったりすることはまずないでしょうね。どんな運用、組み入れになるのかの興味はありますが。