日本株ポートフォリオ組み入れ銘柄(4)時価評価順 コメントつき

日本株ポートフォリオ組み入れ銘柄(4)時価評価順 コメントつき

上記に8876リログループを入れるのを忘れていました。1,000株保有で5位相当になります。

5 8876リログループ 1,000株 190万 4.4%

ここはたびたびここにも書いていますし、雑誌の投稿ネタにもしていたところですが、IPO一発500万銘柄です。後にも先にも、IPO一発でこれだけ利益が出た銘柄はありません。その記録が以下です。

源泉で税金を引かれてなお516万以上の利益を一発で確定しています。株式投資を開始したのが1996年ですから、3年目でこの「まぐれ」に遭遇したということになります。この頃はIPO一発で100万以上の利益というようなことが結構ありましたが、さすがに500万超えというのはここだけで、当時、嬉しいというよりあきれたような感覚になったことを覚えています。

ここで調子に乗って無理なポジジョンを取るとか、あるいはなにかいい車でも買うとかそうした対応をとらず、利益を温存して順次投資に向ける形をとったことで、ここからはもう普通に細かい株式投資を継続する形であれば実損を被ることはほぼないと感じることができました。実際、現在まで来てももうトータルで実損、純損失となるような事態には陥っていません。こうなったことで、メンタル的には個々の取引では損失が生じることはあっても「でも、トータルでは損してないし」という状態であることで負担感とか不快感をあまり感じることなく、メンタル的に楽な状態で株式投資を中心にした投資をすすめることができています。そういう意味では非常にありがたい銘柄、経験であり、いわばこれは人生の選択を左右するような「まぐれ」でもあったかと思います。

もう一点、教訓的なこと。エクセルでここの売買記録を見てみると、最終的な買いコストは下記の数字になっていました。どういうことかというと、IPO一発の買ったも、売ったの後、この銘柄は買い戻して売買対象にしており、その間、かなり株価が上昇したところもあって利益を重ねることができたのです。その結果、保有1,000下部の買いコストは-851万、つまり「恩株」化した上で、さらに売買益がこれだけ重なっているということで、時価評価の1,000株190万を加えれば、売買だけで1040万の利益になっているということで、最初のIPO一発の売却益以上の利益が積み重なっている(ここに配当も加算されます)ということになります。

-8512135

IPO一発の売買はここまでのことはなくても今でもそれなりにおいしいことはありますが、この記録をふりかえると、やはり株式投資のベースは企業の成長に伴っての株価上昇によるキャピタルゲインの部分だとあらためて感じるところがあります。

業績の方は人流が止まったコロナ禍の状況ではかなり厳しい場面がありましたが、そこからはそこそこ回復はしてきている印象です。但し、かつてのような高成長は期待できず、株価の動きはおとなしいです。それでも保有は継続しておこうと思っています。

8 2802味の素 200株 108万 3.1%

8位に入ったのが味の素です。ここは食品株としてただ200株買って放置していただけですが、「勝手」に株価が上昇して時価評価は100万超えになっています。

ここの長期のチャートを見ると下記のようになっています。2021.4頃から騰勢を強め、今は上場来高値からやや下落したというあたりにあります。

そもそもここを買ったのは安定的な食品株としてで、キユーピーなどと一緒にポートフォリオのバランスを取る意味で食品株も組み入れておこうかという程度の意識でした。それが半導体製造関連の材料がヒットしたりしたこともあって、株価は居所を変える状態になっています。ここより下位にある武田薬品やアステラスも、業種的に医薬品の代表として累積投資銘柄にしていたものですが、発想としてはここの組み入れもそれに近いところがあります。

ここもいわば「勝手」に株価が上昇した銘柄群の一つとしてとらえることができます。こういう投資は気楽でいいですが、時間はかかります。短期のトレーディングとは無縁という感じですね。

ここは配当も74円あり、100株でも自社食品の優待も出るようになりました。わずかな株数でもあり、特に売る意味がないので保有継続というだけのことです。買いコストは910円になっていました。2009年から放置しているので、配当も含めればほぼ「恩株」状態になっているようなところです。

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