3480ジェイ・エス・ビー IR 得意の本業集中はいいのではないか

ＩＲが出ていました。以下です。

連結子会社の異動（株式譲渡）及び株式会社学研ホールディングスとの業務提携契約締結に関するお知らせ

以前からある高齢者向け住宅の事業は管理戸数が700戸台で、主力の学生向け物件と比較すれば1／100程度。事業的に利益は出ているものの、ここを第2の柱的にどんどん拡大していこうというような状況はうかがえませんでした。

ＩＲのコメントにも「これにより、当社グループは、主力である「不動産賃貸管理事業」セグメントに集中的に経営資源を投下することが可能となり、当社グループの成長スピードの加速を図り、持続的成長による企業価値の向上に努めてまいります。」とありますが、基本的には得意な学生向け物件のところに集中するというのはよいと思います。

一方、学研の方は高齢者向け住宅の戸数は1万戸程度はあり、規模は相対的に大きいです。この株式の譲渡価額は42億程度。これはまた学生向けの新規物件取得等の原資などになるということでしょうか。

なお、ここの株主総還元性向20％というのはやはり低過ぎると考えています。

配当はこのうち半分で安定的に400円以上のＥＰＳが予想されるのに配当は40円ちょっとというようなプライムの企業はほとんどありません。株価は堅調な展開にはなかっていますが、この点は引き続き問い質していきたいところです。