桜の京都・観光案内(4)平野神社

嵐電の北野白梅町からは、当初の予定にはかなったのですが、平野神社へ行ってみることにしました。

なお、嵐電の路線図は下記のようになっています。乗車したのはB5御室仁和寺→B9北野白梅町ですから短い区間です。

これ、地元の人でないと読めない駅名がかなりあるのではないかな。「帷子ノ辻」は「かたびらのつじ」と読みます。「車折神社」は「くるまざきじんじゃ」。

終点が京都の中でも屈指の混雑観光地、嵐山です。映画村や広隆寺、竜安寺なども路線内にあります。

北野白梅町からすぐのところには北野天満宮があります。菅原道真が祀られている有名な神社ですが、ここは梅の名所。桜で有名なのはそこから10分弱程度北にいったところにある平野神社です。スマホで調べてみたら八分咲きぐらいということで行ってみることにしました。場所は西大路通に面していて近くはよく通るのですが、桜の時期にここに行くのは初めてです。ということで、この時期は桜苑の場所は幕で囲われて有料拝観になっていました。

さて、中はどうでしょうか。こんな風景が広がります。桜は満開には少し早かったですが、その下には菜の花がたくさん咲いていました。菜の花畑の向こうに桜というような風景はわりとあるのですが、ここは桜の下に菜の花の種をまいて、わざとこのように演出しているということでしょうね。ちょっと幻想的な感じもしました。

あと、ここは植えられている桜の種類が多いです。桜の花の色も濃かったり淡かったり、開花状況も色々でした。

濃いピンクはつつじですね。

しだれ桜もあります。

幕の向こうは本殿の方。

この桜苑ですが、なんというかちょっと「あざとさ」を感じるようなところがありました。あれこれの桜の木を植えているのも、菜の花を共存させているのも、これは演出です。こういう場をつくって人を寄せよう、人に来てもらいたいということでしょう。これは別にこの神社に限ったことではなく、紅葉で有名な京都の多くの寺院でもそうでしょう。京都の寺院の紅葉が真っ赤で美しいところけが多いのはそうなるように植樹をして管理しているからです。

平野神社は平安遷都当初からの古い歴史がある神社ですがその規模はすごく大きいというほどでもありません。管理運営は大変なとことも多いと思われます。それをすすめていくためには当然コストがかかるわけで、既に桜の名所としてはよく知られるようになったここはそのポジジョンを保ち、できれば拡大していかないといけません。そのためには桜苑の管理はこの神社としては必須の取り組みということになります。

ということで本殿の方に向かいます。本殿前に巨大なクスノキ。

 

こちら、左近の橘。反対側には桜がありました。

奥が本殿です。独特の形式ということです。

ということで、市バスで京都駅に向かいます。

つづく。

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