IRセミナー 5858STG ☆☆☆★★(1) 100株買い

先週、IRセミナーで初めて話を聞いた5858STGですが、お試しで本日2101円で100株買い。すぐ下落で終値2060円。

こういう形でIRセミナーとか企業ブースの話とかでちょっと試しに買ってみるというのは時々あります。

去年だとミダックホールディングスとかフクビ化学工業、ちょっと前だとウィルテックとか日本ピラー工業とか。

またも特定の素材とか製品とか独自性のある技術とかがある「ものづくり」系の企業がわかりやすいというか、好きというところもあります。

ここはマグネシウムの加工ですね。同様に特定の素材で強みがあるところは、保有しているところ、したことがあるところとしてはジルコニウムの第一稀元素、クロコダイルシリカの扶桑化学工業、アクリル酸エステルの大阪有機化学工業などが挙げられます。

今年の公開で株価は初値からズルズルと下落し、底値圏で横ばいといったところです。チャートとしては嫌いではありません。

IRセミナーの評価としては5段階中3で、これは悪くはありません。

マグネシウムって何に使ってどんな特性があるのという話ですが、基本的に軽くて強いのです。アルミよりも軽い。そして強度がある。また微細な加工ができる。が、加工の技術には難しさがあり、燃えやすかったり腐食しやすかったりするところがある。

で、何に使われたかというと、例えばノートパソコンVAIOの筐体。

ここは経営戦略として「マグネシウム合金部品を中心とした電動車・自動運転関連軽量化ソリューションを戦略ドメインと定め、電動車等の普及に伴う市場拡大による成長機会を捉えます。」ということを挙げています。別に電動化とか自動運転とか関係なくても、自動車の軽量化というのは燃費にも運動性能向上にも意味があります。もちろん、部品の強度等の問題もありますし、コストのこともありますが、この基本の経営戦略は納得できるものかと思います。特に電動車・自動運転関連軽量化ソリューションということだと、その部品は一体化、モジュール化されたものが用いられるところが多くなるように思われ、そのベースとしてマグネシウム合金の基板のようなものが用いられる場合が増えればここの成長機会につながりそうです。実際、特定の部品では既にこれが実現しているところもあるようですし。

(つづく)

 

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