京大WEEK 宇治キャンパス公開(1)

続きを書くのを忘れておりました。

19日(日)、受付後、まずは学食へ。ハンバーグ、きんぴら、だし巻き、ご飯(中)で580円だったと思います。すごくおいしいといったものではないですが、安いです。

学食らしいというか、こういう雰囲気もよいです。

前にも見たのですが、興味のある核融合のプラントに向かいます。

これは昔使われていた初期のヘリオトロンの機器。彫刻作品みたいです。

中に入ります。

入り口のところでプラズマの実験などを見てくれますが、やはり実際のプラントが面白いです。

研究の歴史。核融合の考え方や研究自体は相応に長い歴史があります。

中の案内をしてもらいます。ここ、いろんな制御機器が並んでいますが、古い・・・・。昔のSF映画のセットみたいです。

こちらが現在のメインのプラントです。強力な磁気でプラズマを閉じ込めます。

考え方としては、非常に短い時間ですが極めて高い温度になった中性子で水を沸騰させるなどしてそれを発電に利用しようということです。

これは発電機です。これが動くと一時的に市内で使う電力の90%(!)ぐらいをこれで使ってしまうことがあるとか。なので、今はエネルギーを取り出すのではなく、エネルギーを消費している状態です。

14時頃から関連の講演会もあったので参加してみました。オーロラの話なども興味深かったです。事後に「10年~20年ほどで核融合発電の実用化は見えてくると思いますか」と聞いてみましたが研究者の先生のコメントは「人類は核融合のエネルギーを手にするだろうが、うーん、30年~40年かかるか・・。」といったものでした。但し「夢物語ではなく、現実に解決すべき課題が具体的に明らかになってきている」と研究の進歩についてもふれていました。

核融合発電は日本はもとより世界のエネルギー事情に決めて大きな影響を与える可能性がある技術です。時々、あれこれ取り上げられることがありますが、引き続き関心をもって見ていきたいと思います。

つづく。

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