IRセミナー 2317システナ(0)プレゼン評価
昨日は大阪・北浜で日本証券アナリスト協会主催のIRセミナーでした。
企業はシステムプロ、じゃないシステナとヤシマキザイでした。投資対象としての評価はまた月曜のイフジ産業あたりから順次書いておきたいと思いますが、まずはちょっと馴染みのあるシステナから。
システナの株価はこちら。会社サイトはこちらです。今日、寄りで100株買って終値がそれより+4円だったのでもう400円儲かりました(^_^;。
なお、前身のシステムプロについては2000年から2020年まで断続的に売買し、確定利益はキャピタルゲイン部分のみで110万程度となっていました。
ここ、個人向けのIRセミナーは聞き間違えではなければ20年ぶり(!)ぐらいと言っておられました。
そのせいか、プレゼンがこなれていません・・・。企業の中味の充実ぶりと比較して、このセミナーのプレゼンの、なんというか狙いが絞れていない感がわりと強いその内容というのはかなり齟齬がありもったいないという感じがしました。
企業の事業内容云々に前にプレゼンについて、これはセミナーの場でも要望や質問もしましたが、ふれておきましょう。
まず、この日本証券アナリスト協会のIRセミナーは平日の午後に開催されます。個人的には高いステージからプレゼンターがあれこれしゃべって、はい終了というようなセミナーではなく、時間内に、あるいは終了後の時間に直接あれこれ質問できたりして距離が近いのが魅力です。今回も時間内に1問、事後に同行者の方にあれこれお聞きすることができて理解が少し深まった部分もありました。
それはいいのですが、平日の午後ということで、普通に日中仕事がある人はなかなかこうした場に参加することはできません。勢い、参加者は中高年の人が中心、というより高齢者層が中心となります。私自身は60代前半ですが、参加者全体から見ればこれは「若手」の方になると思います。で、私自身もですが、わりとよく見かける常連さんが多いのです。
こういうセミナーはできれば土日とかにした方が若年層の投資家の参加の拡大も見込まれ、聴衆の層が広がると思います。これはセミナー主催者側の問題ですが。
つまり、どういうことかというと、株式投資の経験は相応にある中高年の人が聴衆のボリュームゾーンということになります。
まずここに焦点をあててどんな狙いをもってプレゼンをするかが明確でないといけません。率直に言ってここが焦点化できていれば今回よりももっと工夫された内容になっていたでしょう。
中高年の方は、スマホもパソコンも十分に使いこなされる方も多いですが、BtoBのソフトウェア開発について深い理解がある方はほとんどなく、むしろあまり理解がない、理解することが難しい人が多いでしょう。そうした方に会社の実態や強み、投資対象としての魅力などを理解してもらうには当然工夫が必要で、企業の事業内容について各セグメント別にざらっと説明すればそれでイメージをもって理解してもらえるというのは甘いというか適切ではないです。つまり、わかる前提、知っている前提ではなく、わからない前提、知らない前提でプレゼンの工夫をすることがまずポイントになります。
資料の中に出てくる用語については難しいアルファベット3文字の略語などは*マークがつけられ、説明文書の末尾にまとめて解説がされているのですが、これなどいちいちその文末の注釈一覧のところをめくって確認しなければいけません。出てくる用語は、その出てくるページの下部にでも解説がされているのがよいかと思いました。←これは会場で指摘済み。
私であればプレゼンは基本的には以下のように組み立てます。
全体としてこんなソフトウェアの開発を行っています。各セグメントの代表例はこんなことです。
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それは私たちの日常にこのように役立ち、使われています。(動画などビジュアル的に工夫)
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直近の業績はこうなっています。セグメント別での特徴、現状はこんなことがあります。どこはすごく伸びています、どこは堅実で、ここの利益率が低いのはこんな理由です等々)
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今後の成長戦略の中心はこんなところにあります。
ここで売上、利益の伸びを牽引していきたい、ここは堅実に稼ぎたい、ここは課題である
短期的な成長戦略に加え中長期的にはこんな可能性もあると考えています
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投資対象として 株価が分割などで安くなっていて売買しやすいです、配当利回りも相応に高いです。株主還元の方針はこうです。
今回のセミナーは説明が難しく、並列的に事業内容を説明されていて平板な印象があり、わかりにくい印象がありました。それなりにシステナについては理解がある私からしてそうなのですから、多くの聴衆はさらに??だったと推察します。
セグメント別の事業内容も細かい文字が並んでいて、資料を見ただけではどこがこのセグメントの中で売上、利益の中心になっているのかが見えにくいです。
そうした意味では前述した用語解説を同ページに掲載するのと合わせて色やフォントの大きさを変えるなどして、今の中心的な取り組み、今後大きく拡大する可能性がある分野などがわかりやすくなっているのがいいかと思います。
なお、今回のセミナーでは、聞き落としでなければ直接的に資料でも話の内容でも企業の成長戦略について具体的に述べられた部分は皆無でした。こういうセミナーは悪い意味で珍しいです。
こうしたIRの取り組みはちょっとなにかしたからそれですぐに効果が実感できるようなものでもありません。が、ぜひ継続して同じ場で来年も実施していただきたいものです。
こちら、100株保有で既に株主です。わずかでも株式を保有しているとその企業にたいする意識、興味・関心が継続するというところもあり、保有するのはそういう意味もあります。
業績の向上はもちろんのこと、こうした取り組みもより充実していけるように工夫をすすめていただきたいですね。
(もー、うるさいやつ・・・、そこに愛はあるんか~→ないこともないです。)

