株式市場の本当の話 (日経プレミアシリーズ) 新書
図書館本。
確かに「本当の話」ではあるのだけれど、あれこれの話題が細切れに、相互にあまりつながらずに出てくる感じで、結局「で?」という読後感になってしまいました。
GPIFの運用でも、株式投資のリターンの話でも、株主優待でも、個人にとっての株式投資の意味でも、それぞれのテーマは深めて考えればかなり広がりがあり面白い内容になると思うのですが、新書という体裁のせいもあって、というよりこの編集のあり方によって、どうもまとまりがない感じになってしまっている印象です。
自分自身のことを振り返っても、株式投資をしていたので人生の選択肢が広がったというところがあります。例えば、そういういろんな事例を具体的に拾い上げながら、個人にとっての株式投資の意味や意義を幅広く考えてみる、そういう一冊があってもいいかと思います。