試乗 マツダCX-5スポーツアピアランス アクセラ点検 CX30との比較
アクセラの1年点検でマツダディーラーへ。点検プランに加入しているので、基本的には費用はかかりません。
待ち時間にCX-5スポーツアピアランスに試乗させてもらいました。見慣れたスタイリングのCX5です。CX30はドアの部分にS字型の映り込みがあるのですが、CX5はそれはないです。まあ、まとまったスタイリングで、MAZDAのここのところのアイデンティティが感じられます。
XDというグレードで、エンジンは2.2リッターディーゼルです。点検に出したアクセラと同じ排気量で同じディーゼルですが、アクセラはもう8年目ですから、ハード的にもソフト的にも当然進歩はしているのでしょう。
CX30との比較では一回り大きいMAZDAの主力車種ということで、車高はやや高く、車体はやや大きいです。が、乗り込んでみると、あまりその高さとか大きさを感じることはなく、違和感はそんなにありませんでした。スイッチやレバー類はほぼCX30と同様です。
走り出すとすぐに安定感、重厚感のような物を感じ、運転していて安心感があります。前があいた時にちょっと踏んでみましたが、緩い坂道も分厚いトルクで軽々と加速していく感じでした。ここも、CX30が「軽快」という印象なのに対して「安定」という印象が強かったです。車体そのものの剛性感も非常に高いのでしょう。
着座位置はやや高いのですが、コーナーもそんなにロールしたりすることはなく、足回りはしっかりしており、それでいて、固すぎてはねるような感じもなく落ち着いた味付けになっています。ベクタリングコントロールも効いているのかコーナーの走りはスムーズです。
後部座席はやはり広さでは余裕があり、これはファミリーユースにも必要十分、全体としていい車であることは確かです。ただ、2人乗車が基本であれば、CX30でもいいかなという感じもあります。
アクセラの方は特に故障などもなく点検が終了。まあ8年落ちだけあって、パワー、トルクはCX30以上にあるのですが、足回りなどがバタバタした感じで、音もにぎやか、さすがに相対的には古さを感じさせます。これも今の新しい車に乗ってみたから感じることで、実用上大きな支障があるということではありません。
MAZDAはまた点検で行く時もあると思うので、なにか新しい試乗車が来ていたら乗せてもらおうと思います。