山陰 砂とブナと古刹 古刹・鰐淵寺編(1)

山陰 砂とブナと古刹 古刹・鰐淵寺編(1)

2日めの午後、大山山麓のブナ林ツアーの後は、植田正治写真館へ行きました。

ここはおすすめです。天気予報どおり、午後からはかなり強めの雨になってしまいましたが、
天気がよければ大山をバックに、独特の建築物そのものをまず楽しめます。
写真も古さをまったく感じさせない独自のセンスがあるものです。

あと、今回は3ヶ所で水を汲みました。

・地蔵滝の泉
ここは平成の名水百選。道路から少し下の方におりていったところにあります。
場所は大山山麓です。ブヨだか虫がいっぱいとんでいて、足首のあたりをやたら噛まれて
赤い斑点が多数になってしまったのには閉口しましたが・・・。

・天の真名井(あめのまない)
ここは名水百選です。村落の中の狭い道のところにあるので、少し離れたところにあるらしい
駐車場に車をとめて行くのがいいでしょう。

・浜山湧水群
これは平成の名水百選。湧水群なのでいろんなところで水が出ているらしいですが、出雲伝承館
という施設に近くの駐車場のところに水を汲める施設があります。
3つ飲み比べしてみましたが、これが最も軟らか感じがしました。

さて、古刹の鰐淵寺(がくえんじ)です。

ここは皆生温泉からは70キロ以上離れています。
山陰道の自動車専用道、中海と宍道湖の南側を西に進み、斐川のインターから北上。一度、日本海側
まで出てから山に少しはいったところになります。

以前から一度訪れたかった場所でしたが、今回の旅行で一番新鮮な驚きがあり、強く印象に残りました。

鰐淵寺ですが、以下の口コミを見るといきなり「極めて不愉快な気分です。」はとのタイトルが。
なんか受付のおばさんがやたら強烈で上から目線云々の書き込みが複数あります。
うーん、このおばちゃん、まだいるのかとちょっと「怖いもの見たさ状態」で出発です。
https://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g1023583-d1373278-r203388843-Gakuenji_Temple-Izumo_Shimane_Prefecture_Chugoku.html

途中のPAでの「顔出し」。

道路の向こうが宍道湖になります。対岸を走っている車も見えました。

下の駐車場に車をおいてお寺に向かいます。ずっと渓流が横を流れています。
前夜の雨でこの川としてはかなり水量が多いのだと思います。

龍か蛇がのたうつかのように、岩の上を勢いよく水が流れています。

岩から水が染み出しているようなところも。

湿った感じで、苔も多いです。

こんな感じの一枚物の絵つきの説明板がいくつかあります。
どこかで見た感じだなーと思ったら、これは比叡山の高僧伝記の説明板と似ています。
宗派も同じ天台宗ですし。ただ、絵はこちらの方が下手ですが(^_^;)。かつ、比叡山のものは一人で何枚もの説明があります。

激しい流れです。

柱状節理の岩の上に樹木がはえています。

シダシダシダ。一気に伸びてきている感じ。

だんだん楓の木が増えてきます。ここは紅葉の名所なのです。

雨に濡れた青葉も美しいです。

ちょっとルビーのよう。

こんな感じで重なるように木が生い茂っています。大きな木が多いのもここの特徴です。

激しい流れ、赤目四十八滝を連想。

お寺はかなり古いです。弁慶が修行したと言われるお寺でもあります。
ここに伝わる金銅仏はかなり古いものです。多くの仏像や宝物を保有していますが、公開されているものがなかったのが残念です。

つづく。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です