IRセミナー 5384フジミインコーポレーテッド(2)用途別利益が不明 一見過大な2022計画

IRセミナー 5384フジミインコーポレーテッド(2)用途別利益が不明 一見過大な2022計画

業績の方を見ておきます。

2018.3の事業ポートフォリオは半導体関連が3/4、非半導体関連が1/4となっています。

ただ、これ、用途別の利益や利益額について質問したのですが、非開示ということで具体的なコメントは
ありませんでした。
なんだろう、開示するとライバル企業とか顧客企業との関係等から難しいことがあるということ?。
できたら、どこでどう利益が出ているかということがわかるわけで投資判断とも関わりますから、開示してもら
えるといいですが。なお、地域別の営業利益は開示されてます。

第1四半期は、利益の進捗率としては高いので、業績もまた上方修正があるかもしれません。

ただ、半導体でも半導体デバイスCMPのポリシングスラリー(磨くための薬液ね)は世界シェア的には割合が他と
比較して低いです。

では、どこが高いシェアをもっているかというと以下。ここが6割ぐらいのシェアをもっている模様。
キャボット マイクロエレクトロニクス Cabot Microelectronics

Home

ここはナスダック上場銘柄、株価は以下で堅調な推移となっています。
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/chart/CCMP?ct=z&t=2y&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130,s&a=v

あと、「一般工業用」というセグメントがありますが、ここは具体的にはどういうところが中心なのかもよくわかりませんでした。

業績予想、2019.3では売上高は365億となっています。で、2022.3の計画は、なんと600億です。

売上高の推移、2010.3は281億で、そこから年度により増減はありつつ、ここ4年はだんだん増加していますが、
281億から100億も増えていません。

それが3年で200億増やす計画というのですから、これは社長のコメントによればかなりアグレッシブ。
いったいどこにそれだけの売上増加の可能性があるのかというのも、いろいろ成長分野との関わりというのもありそうではありますが、
よくわかりませんでした。

できれば、この2022.3の計画について、もっと詳しく説明してほしかったなと感じました。中長期経営計画は企業のウェブサイトにも
ちょっと載ってますが、詳しくはないです。

ヒントは社長もコメントしていましたし、四季報の記述にもありますが、M&A。手元の資金も相応にあるようですし、
M&Aによる売上加算というのが2022.3の計画に含まれているということなんでしょう。

ここが計画どおりに進むとすれば株価も居所を変える可能性は十分にあります。
目標では新規事業売上構成を25%以上としていますが、いったいどこの用途が伸びる、伸ばしたいと考えているのかなー。

ということで、ここからの注目は、半導体関連のところの推移ということもありますが、先を見るならM&Aと新分野への展開
ということになります。

ま、期待して見ておきたいと思います。あ、工場見学というのもあって申し込んでます。当たるといいのですが・・・。

あ、そうそう、BSフジのTV番組のDVDをもらいました。研磨技術について会社の取材などもある内容ということで、一部を
昨日のプレゼンの中でも紹介されていましたが、また見てみます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です