株式投資で考えてきたこと(7)伏見の光の大損失 ワースト1-3

株式投資で考えてきたこと(7)伏見の光の大損失 ワースト1-3

ワーストの第三位

これはすでに何回か書いてきていますが、ワーストの第三位はエルピーダメモリの転換社債です。損失額は100万弱程度でしょう。これはデフォルトしたということです。まあ、今で言うなら近い、危ういイメージはジャパンディスプレイかな。

格付けは確かBBBでした。一応投資適格というあたりでしたが、破綻前には危ないと言われつつ70万程度の価格をつけていた時もありました。これを見送って、結局、破綻で大きな損失となっています。ここは毎年、少しずつ返ってきているお金があります。

ここの損失からの教訓は、当たり前のことながら、社債、転換社債はデフォルトになることがあるということを学んだということです。

昨今は、あまりに低金利で、新規に発行される社債はクーポンがごくわずかで、投資の名に値しないようなものがほとんどです。実際、ここのところで新規に発行される国内企業の社債は買っていません。

そんな中で新規に発行されたソフトバンクの社債は、現時点で相対的にクーポンがやや高めでした。それは、それだけのリスクをとっているということの裏返しでもあります。以前にも書いたように、個人的にはソフトバンクの社債は無事償還してもらうもので、新規のものを買うことは私はしていません。

ワーストの第二位

個別銘柄への投資でのワースト2は7580フーズネット。金額的には130万弱です。ここは株価4桁からの唐突な破綻でした。

経緯は以下に記載があります。

倒産した上場企業データ
http://ban.corpblog.jp/archives/6840901.html

地元の回転寿司を中心とした会社でしたが、まあ、金融機関からの支援がなかったということが大きかったのでしょう。ちょっとこれをあらかじめ推察するのは無理とも言えます。

が、そもそも投資対象としたのが、ここは食事券の優待がわりとよかったことが主因です。なので、株価は下落があっても、優待と配当もらって放置しておけばいいかという安易な理由で投資対象として選定しました。

普通の指標を見れば、成長性が高いわけでもなく、特別に割安感があるわけでもなく、大証二部で出来高も些少でした。

ここについても、まあ、いわゆる「教訓もあるよね」(←ふしぎの国のアリスより)銘柄になりました。まともな投資対象をどう選定するかという意味でここの損失の教訓は生かしていっているつもりではあります。

なお、にぎり長次郎などの寿司屋さんは、現在も同じ社名で営業を継続しています。ここは一時的にはオリックスの支援なども受けていました。回転寿司系の中ではにぎり長次郎は「高級」系で、そこそこおいしいのですが、店を見るたびにちょっと複雑な気持ちになりますね・・・。

ワーストの第一位

最大の損失となったのは、この神戸物産。長期で見れば業績が伸びて株価は上昇しているのですが、これはIPO後の売買。

当初のところで、まず1,000株の配分がありました。これは500万円以上の初期投資になります。IPO直後の株価は、公開価格をごくわずか上回った時があったものの、その後は軟調な展開。

なのに、損切りしきってしまうことをを嫌い、希望的観測で過大なポジジョンを引っ張り、結局160万を超える大損失となっています。

短期的に大きなポジジョンをとること自体は自分の資産状況から見て極端な無理がなければ別に悪くありません。が、そうであれば、損益にかかわらずその後のポジジョン管理は厳格に行う必要があります。言うのは簡単、しかし、最初はスパッと損切りすることが難しい。この教訓は今も生きておりますね・・・。

ということで、これがワースト3となります。

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