IRセミナー 6258平田機工(2)どこで反転する、しない?
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IRセミナー 6258平田機工(2)どこで反転する、しない?
来期予想
これが来期の予想。
売上高は1割程度の減収ですが、利益は6割減。利益率は大幅に低下。
事業部門別
さて、なんで?。
各事業部門別で利益率が大きく違うんですね。で、稼ぎ頭が有機ELの真空蒸着装置。ここの減速が大きい。
半導体関係の事業も、半導体そのものの製造やFPDの運搬装置なんかは儲かっていないのです。
ここは受注を受けてから、売上が計上されるまでタイムラグがあります。
で、その納期は半導体関係の早いもので三ヶ月、有機ELは半年、自動車の関係だと1年とか。
だから、売上高は過去の受注の反映ということで、リアルタイム的な直近の受注状況をダイレクトに反映したと形にはなりません。
設備投資関係の企業ではよくある形です。
研究開発費も大きいようです。
ここからどう?
さて、では、例えば有機ELへの投資がまだ大きく回復することはあるのか?。北米の自動車は?。ダイソンがEV工場でも立ち上げたら、大きな受注があるかも。
とりあえずそんなこたー、素人の個人投資家にはわかりませんわ。ここらの予想はアナリストさんの領域?。
しかし、顧客とのつながり、信頼関係は強いと思われ、各顧客の設備投資の動向が変化すれば、少しタイムラグはありながらそれはここの業績に確実に反映はされてくるのでしょう。
それが今のこの株価ということか、ウォッチしておきましょう。