富山の旅 ガラスと峡谷と合掌造り(3)
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富山の旅 ガラスと峡谷と合掌造り(3)
宇奈月温泉へ
北陸道の黒部インターから宇奈月温泉へ向かいます。
黒部インターから海側へ10分ほど走ると、黒部漁港、生地の生水のある場所に着きます。
黒部川の急流が平坦な平野部に出るところで扇状地を形成しますが、その扇状地の末端部が海岸部の生地あたりで、
水がよく湧く場所です。黒部川扇状地湧水群で、黒部は名水の里と言われます。
逆に黒部川をさかのぼる方向に20分ほど進むと宇奈月温泉につきます。
ここまでは富山地方鉄道の線路があり、宇奈月駅があります。その奥に、トロッコ列車の黒部峡谷鉄道の宇奈月駅があります。
やまのは
宿泊したのは、黒部・宇奈月温泉やまのはというところです。
ここはもともとは杉乃井という名前でしたが、オリックスが経営権をとって、やまのはという名前になっています。2019年春にリューアルされています。
そこからの風景がこれで、上の赤い橋は、黒部峡谷鉄道の鉄道です。紅葉の最盛期にはまだちょっと早いですね。このあたりは高度はそんなに高くなくて、200メートルちょっとぐらいですし。
なお、宇奈月温泉は、すぐ近くで温泉が湧いているということではなく、7キロほど離れた黒薙温泉から引湯をしています。
宿泊したやまのはは、現在はオリックスグループのホテルの一つになっています。
伝統的な旅館を買収するなどして経営権を取得する方法は星野リゾートグループの「界」の旅館と共通していますが、ここは「界」ほどのグレードではなく、それよりもカジュアルで、料金も1万円台の後半です。夕食もバイキング形式で、そんなにすごくおいしいとか特別なものとかはありませんが、好きなものを適量取れるので、これはこれでいいかと思います。温泉は無色透明のさらっとしたもので、露天風呂もいい感じ、棚田風のお風呂もありました。
さて、翌日は黒部峡谷鉄道です。
つづく。