日本株PF組入銘柄シリーズ(10)4368扶桑化学工業 5384フジミインコーポレーテッド

日本株PF組入銘柄シリーズ(10)4368扶桑化学工業 5384フジミインコーポレーテッド

4368扶桑化学工業
時価評価額 647,000
組み入れ比率 1.73%

5384フジミインコーポレーテッド
時価評価額 618,000
組み入れ比率 1.65%

金額的にかなり小さくなってきました。時価評価順ですが、ここではこの2銘柄が並びました。
好みで銘柄を選択すると「モノづくり」系になりがちというのは、こういう銘柄です。
この2銘柄は半導体製造関連になります。で、単に半導体製造関連というだけでなく、つながりのある企業です。キーワードは「クロコダイルシリカ」です。さて、どういうことでしょうか。

4368扶桑化学工業 性格の異なる事業セグメント

以下が中間決算の報告書の一部です。

左側のライフサイエンスの方は、リンゴ酸とかクエン酸といった食品関係の事業です。

一方、右側はクロコダイルシリカなどの電子材料系です。ここで「ナノパウダー等の半導体研磨分野」ということが書かれていますが、まさにこれがフジミインコーポレーテッドが行っている事業。つまり、扶桑化学工業にってはフジミインコーポレーテッドは主要な顧客であり、フジミインコーポレーテッドにとっては主要な商品の原材料扶桑化学工業から購入しているということになります。こちら参照。

扶桑化学工業のこの事業セグメントは、性格がかなり異なりますので、逆に事業ポートフォリオとしては好ましいかもしれません。半導体関係はここのところ持ち直しの動きが顕著で、扶桑化学工業の株価も10-11月にかけて上昇、大納会で年初来高値となっています。

上記の事業ポートフォリオは全般に電子材料の方が利益率は高いけれど、業績のぶれも大きくなりがちな傾向があるかな。

ここは以前に、クエン酸の飲料パウダーのような株主優待があったのですが、廃止になりました。株主還元を配当等に絞るというのも一つの見識かと思います。

5384フジミインコーポレーテッド

ここは私は「ハイテク磨き粉屋」と呼んでいます。まあ、昨今の半導体に求められる水準化、平らにするということは、ちょっと人の感覚の常識では考えられないような精度が求められます。その時にフジミの製品が磨き粉として活躍します。ちょっと前まではHDDドライブなどの製造用途も多かったのですが、ここは減速。日本電産もHDD用モーターは減速してますが。が、CMP用途が伸びているようです。

ここ、IRにサイトから質問したら、朝の8時半頃に電話してくれて生真面目に回答してくれたことがあります。株主アンケートに回答すると、高価ではないけれど使いやすくて有用なちょっとした小物を送ってくれたりします。株主対象の見学会もあるのですが、当たりません。イメージ的には好感を持っているところです。

株価の方はここ1年は日経平均と似たような推移になっています。

とりあえず、両方とも保有を継続、大きな値動きがあれば売買するかもという感じです。

 

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