3480ジェイ・エス・ビー 資料を見ておく(1)

3480ジェイ・エス・ビー 資料を見ておく(1)

新しい資料が会社サイトにアップされていたので、ざっと見ておきます。こちらです。

半期決算数字

その前に決算関係ですが、2020.10期の半期決算が発表になっています。決算短信はこちら。
数字としては純利益26.54億でEPSは271円です。通期予想は23.97億でEPSは251円です。

一見、半期で既に通期予想を超過達成しているこの予想はおかしいような感じがしますが、ここは学生マンションの運営・管理などが事業の中心で、収益が3月-4月あたりに集中し、後半は赤字になったり、黒字になってもそれはわずかというのが通例になっています。

全体の数字としてはこの半期は予想を超過したところでの堅調な決算となっています。

今日は株価が上昇して2,774円となっていました。先週ぐらいから、こことしてはやや出来高が増加傾向で、株価も上昇しています。この株価で予想PERは11倍程度。配当を予想の28円とすると、配当利回りは1%強です。

配当性向20%と配当予想の乖離

先日からIRに聞いているのはここで、昨年に配当性向20%目標というのを明示したのでそれに沿った配当となるのかと思いきや、2020.10の配当予想は28円となっています。

EPSの予想が251円で、配当性向目標が20%であれば、配当予想は50円で妥当ですが、28円では11%台にしかなりません。20%に迫るとか近づけるとか、そういうところも見えないです。

コロナウィルス関係で業績に大きな影響が出たりしているということはここはありませんし、今後もそうした具体的な懸念は薄そうです。それでいて、自ら示した配当性向に到達はもちろん迫るような配当予想すら出さないというのは、やはりちょっとわかりません。

やろうと思えばできそうなことを実現しないのであれば、配当性向20%という数字を明示した意味が薄いというか、実質ないということにならないか。

ここは引き続き疑問です。

つづく。

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