特別支援教育 31 節分の鬼 1

特別支援教育 31 節分の鬼 1

 ということで、先週はちょっと事情がありまして、「節分の鬼」を4回させていただきました。

 4回も続けてするつもりはなかったのですが。1回、せいぜい2回の予定でした。

 まあ、これはベタなネタです。

 お面をかぶって出てきた鬼を、子どもらがボールをぶつけてやっつけるという、それだけの内容といえばそうです。

 幼児期の発達段階にある子どもたちの場合、別に同じ展開の授業を何度も何度も繰り返す必要はあまりないように思います。同じ単元の中でも新しい内容も含めて授業内容を発展、展開していけるように当初の授業計画の段階から考えるのが一般的でその方がよい場合が多いでしょう。

 が、今回はちょっと臨時的ということもあって、結果的にはほぼ同じ展開を繰り返す形になりました。

 授業の展開そのものは大きく変わらないのですが、変わったのは子どもらのリアクションの方でした。

 その前に、授業で大事なポイントの一つはやはり「間」だなと改めて感じたりしました。

 まず最初に入ってくるのは、鬼ではなく、チャーリー。チャーリーってなんやねん?。これ「チャーリーとチョコレート工場」という映画から来てます。

 懸賞でこの映画のグッズの帽子が当たったのです。シルクハットではないけど、高さがある帽子で、これ一つかぶるだけで、雰囲気ができたりします。
 前の学校でもよく使ってました。

 で、このチャーリーがギターをもって出てきます。扉をどんどんと叩いたり、窓をバンバンたたいたり、カーテンだけふわーっと動かしたりと、いきなりは出ずに、ちょっとびびらす。
 「うわー、鬼が来る~」と思ったら違った・・・、みたいなギャップをちょっとねらってます。このあたりのはたらきかけも、またベタです・・。

 で、授業でこういうキャラクターを演じる時は、まあ、そんなに扮装、「かぶりもの」に凝らなくても初期のねらいは達成される場合が多いと思いますが、やはり、その口調とか動きなんかは日常の言葉かけとは違った独自のキャラクターを設定したいものです。

 ここで、別にこういう授業に限らないですが、注意したいのは、あらかじめ考えた展開、流れどおりに授業をすすめようということを意識しすぎないこと。無論、あまりに行き当たりばったりでは困るわけですが、授業を流すことに意識がいきすぎると、授業の中での子どもの姿が見えにくくなったりしますので。
 授業で大事なのは、計画どおりに授業を流すことではなくて、授業のねらいを達成することですから。

 なので、キャラクターに扮した時には、意識的にかなりゆっくりめにしゃべる、動く。その時々の子どもの様子なども見ながら、丁寧にはたらきかけを行うようにしたいものです。

 例えば、わざとしゃべらない、無言の「間」をつくる、動作だけで見せる、そういう中で子どもら自身が考えるような時間をつくったりするなどのことは、授業のアクセントとして、あるいは、ねらいを達成するための方法として意味がある場合があると思います。

 ということで、次に鬼が登場します。
 鬼は七色の髪の毛のかぶりものに、100円ショップのプラスチックの青鬼のお面、あと、青色のハッピといういでたち。そんなに大した扮装ではなく、10秒ぐらいで準備できます。

 つづくよー。 
 

 

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