インベストメント・トレーディング・キャッシュ(3)

インベストメント・トレーディング・キャッシュ(3)

キャッシュ=Cash=現金

現金のポジジョンが3,500-4,000万程度あります。

現金のまま持っいても、普通預金の金利はほとんどないに等しいので全然増えません。なので、ここは現金をあれこれ動かしながら活用、運用するようにしています。

この資金の部分は以前は個人向け国債だったら、国内企業の普通社債だったりしました。これでも1-3%程度の利回りでの運用はできていたのですが、比較的クーポンが高かった
都市銀行の劣後債、ソフトバンクの社債などが順次償還となり、新規に発行される社債はそれよりもずっと利回りが低いものにしかありません。

個人向け国債は国債そのもののクーポンはわずかで証券会社のキャンペーン礼金も縮小気味ということで、値下がりリスクがないのはいいのですが、現在は運用商品としての魅力はないに等しいてす。

この資金をすべて賃貸住宅のD-room建築資金に充当すれば、銀行からの借入金なしに、ほぼ全額キャッシュでの建築を行うことができました。そうなれば当然現在行っているような借入金の返済の必要はなく、家賃分はすべて手取りとして受け取ることができます。

が、当初10年間の金利は団体信用生命保険のコストを含み年1%ということで、実質的には35万円程度の支払いですみます。

となれば、ここは現金払いが可能でもあえてローンを設定し、この支払い利息以上のリターンを現金のポジジョンからあげることができればその方が有利ということになります。

で、ここ3年ほど、本格的(?)に取り組みだしたのが優待クロスの取引です。

なお、上記のローンを設定したことにより、従来加入していた生命保険の中で、定期保険の部分については解約しました。団体信用生命保険があり、保障が定期保険とかぶっているので両方は必要ないと判断したということです。

また、ローンの金利分は確定申告時には経費として収入から差し引くことができます。

で、優待クロスですが、これは長期の投資とは関係がありませんし、値動きのリスクをとった売買トレードとも関係がありません。単に現金のポジジョンを動かして、売買手数料と金利を支払って優待を取ることによって利益を得ようとするもので、基本的にリスクは非常に低いものです。

取った優待は実需的に自家で活用する場合もありますし、当初から売却目的で取得することもあります。いずれにしろ、フルに現金のポジジョンを活用することはできないにしても、年間を通してこれを丁寧に取り組めば、そのリターンは、正確にはどれぐらいかというのは計算の仕方にもよるのでよくわかりませんが、軽く3,500万の1%の35万円は超えているはずで、ローンの負担はこれでまかなえてしまいます。

あとはIPOのブック資金として各社に現金を分散したり、大和や日興のIPO優遇措置を現金のポジジョンを活用することによって取得したり、楽天の手数料の大口適用優遇を取ったりしています。

これからは取引の条件面での有利さを整えておこうということで、これも正確に金額に換算するのは難しいですが、一定の意味、時に大きな意味を持つことがあるかなと思っています。

あと、なにか緊急の状況の時にも、この現金ポジジョンの資金はタイムラグなしにかなり動かせるので、一家の保険というか、災害対応緊急資金的な性格もあります。

ということで、スタイルとしてはこの

インベストメント・トレーディング・キャッシュ
を組み合わせ、

具体的な投資対象としては
現物不動産・株式+REIT・現金をほぼ1/3ずつの割合で保有するような形での運用が
現在の実状となっています。

これは狙ってこのようになったということではなく、たまたまこういう形にたどりついているというのが実際のところです。

これは一般的に言われるような資産のアセットアロケーションとは大きく異なっていると思われます。が、現在の自分自身にとってはこれが無理のない形ではあり、そんなに大きな不安もありませんので、当面はこの形の継続で進んでいこうと考えています。

おわり。

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