なぜ支店長は飛ばされたのか
図書館本。
実録版「半沢直樹」みたいな内容で、まあ出版社としてもそういう編集で売ろうとしている本ですが、なんとなく堅いイメージのある銀行の内実がすけて見えて、それなりに面白く一気には読めます。
が、それだけのことで、底が浅いというか、じゃあどうするとか、どうなったらいいとか、課題意識なり、方向性なり、そうした「まとも」な中身や著者の思いみたいなものがほとんどでてきません。
「おもろうてやがて哀しき」とでも言いましょうか、「ふーん・・・」という脱力感が残るのみでした。