FACTFULLNESS
図書館本。
ベストセラー化してから図書館で予約したので、順番が来るまで1年2ヶ月ぐらいかかりました。ここまで遅くなるのもまれですが。
内容は、誤解や思い込みを廃して、具体的なデータや資料をベースに、どう世界の現状や課題を理解してそれに向かえばいいのかというお話です。
橘玲氏風の、なんとなく詐術っぽいレトリックのようなものはさして感じず、素直に読むことができました。翻訳がいいのか、非常にわかりやすく、見やすく書かれているので、これであれば中学生とか高校生でも十分に理解できると思います。
言われてみればなるほどねという内容が並びます。この本を読むとアフリカに投資してみたくなります^^;。って、あんまり「アフリカ」とかひとくくりにしない方がいいのでしょうが(←というようなことが本書の主張のひとつ)。
この本の内容は統計学とか行動経済学とか哲学とか社会学とか、いろんな学問の分野と関わるものだと思います。
また、日々の生活の中で「これはほんとにそうか?」と立ち止まって考えてみるきっかけにもなると思います。
若い人に読んでもらって、いろんなきっかけにしてほしい一冊だと思いました。