日興の優待クロス 「警告」で手動・アナログ族は取得しやすくなる?

日興の優待クロス 「警告」で手動・アナログ族は取得しやすくなる?

優待クロスで「一強」状態

ということで、9月優待クロスが「最盛期」に入ってきました。既に人気銘柄や一般信用にあまり出てこない銘柄は取得しにくい、取得できないような状態にもなっていますが、まだ余裕を持って取れる銘柄も多いです。そんな中、現状ではほぼ「一強」状態となっているのが日興ダイレクトです。
現状は

・一般信用の取扱銘柄が多い。
・株数が多い
・信用手数料がかからない
・信用金利が安い

という総合力で他社を圧倒しており、優待クロスで利用しない手はありません。

次は、銘柄数でauカブコム、コストで楽天というところでしょうが、前者は現引・現渡のコストがあり金利がやや高く、後者は金利が安い無期限の銘柄が少ないです。

あとはSBIとかGMO、マネックスというあたりでしょうが、金利、銘柄数、手数料とも、上記に劣る印象です。

ということで、まずは日興と楽天からという選択、とりわけ金利の影響が大きいクロスの期間が比較的長くなるような銘柄の場合はこの2社からということになりがちです。

実際、私自身のこころところのクロス取得はほとんどが日興となっています。

17時はやたらと重く、9時も動きにくいサイト

このため、日興の人気は高く、ここのところ、よーいどん!で争奪戦スタートの17時にはサイトがかなり重い状態で、17時ジャストに注文を出すと受付時間外ではねられ、4-5秒程度だと一度フリーズ気味に画面が固まったあと、在庫なし表示か注文がとおった表示になるということになっています。まったく注文ができないような事態にはなってはいませんが、スッと注文が入るようなこともないですね。

ここまでではないですが、9時すぎに信用約定銘柄について現引、現渡等の対応をしようと思っても、サイトが重くて注文がとおりにくいことも頻回にあります。

これらのことは日興での信用クロスを利用していれば、ここのところは常態化してますね。

スクリプト、自動注文ソフト等のアクセス増加

これらはスクリプト、自動注文ソフト等のアクセス増加によるところが大きいと考えられます。頻回にサーバーにアクセスして在庫があれば自動的に注文を出すような形でプログラムが動いており、それらがかなり広がっているということでしょう。多分、こうしたことに詳しい人であれば、これは仕組みとしてはそんなに難しいものでもないのかなと思います。こちら、個人的には全くわからないので、注文は手動・アナログ状態ですが。
これらが特に約款上禁止されたものではなく、違法なものでもないとすれば、利用すること自体は全然かまわないというか、使えるものなら私も使いたいというところです。

サーバーダウン等は避けたい証券会社

証券会社としては、こうした重い状況もですが、さらにそれが進んでサーバーダウンで注文そのものが入らないような事態はなんとしても避けたいところでしょう。

現在でも場が開いている9時を過ぎた時点での注文が入りにくい状況があるのですから、これは既にダイレクトコースのオンライン証券としては実際に支障が生じているとも言えますし。

「警告」で使用停止、口座停止も

ということで、多分、スクリプト使用などで頻回にサーバーにアクセスしているユーザーに対しては、「警告」の通告があったようです。具体的にどのような場合に警告が出て、どのような場合はOKといった基準が示されているわけではなく、そこは不明朗というか証券会社の裁量によっている部分がありますが、約款上、証券会社側の判断で使用を停止することができることになっているようです。

ここはできれば、そんなに細かいところまででなくていいので、現時点でのその基準や考え方について明示をしてほしいところではありますが、証券会社側のこの「警告」の対応は一定理解できます。

同時に証券会社側としてはサーバー増強等の対応も当然とっているでしょうから、その取り組みも明らかにしてほしいです。というか、証券会社側の努力とセットで「警告」からの使用停止、口座停止も理解できるように思います。また、この事態を回避する一つの方法は、先着順ではなくauカブコムのように抽選の方法を取り入れるということでしょうか。それがいいかどうかは個々の立場や考え方によって違うでしょうが。

17時は「一点勝負」方式であれば手動・アナログでもそれなり

現在の17時の状況は前述のとおりですが、難しさはあるものの、在庫の状況、銘柄と株数、その人気度などを確認の上、まず特定の一つの銘柄に狙いを絞って「一点勝負」で注文をするならば、そこは取れたり取れなかったりではありますが、全く何も取れずに敗退するばかりではなく、手動・アナログの徒手空拳的勝負であっても注文が入ることもあります。

が、ザラ場での補充はすぐなくなり、これは常時手動で監視もできませんので、スクリプト様に勝つのは難しいです。ザラ場での補充は、そんなに人気がなさそうな銘柄でも、とりあえず速攻でなくなるような気がします。そういうプログラムの動き方、在庫が出たらとりあえず注文しておく形になっていて、いらない場合はあとからリリースというようになっているのかと思いますが。

さて、この日興の「警告」は手動・アナログ族に有利にはたらくのでしょうか。あまり変わらないのでしょうか。

それよりも、やればできそうな大和に、CONNECTのような形ではない、日興と同様の信用取引手数料とか一般信用銘柄の増加といった対応をしてほしいものだと思いますが・・・。

 

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