人生のダイヤモンドは足元に埋まっている 強欲資本主義時代の処方箋(1)
図書館本。リクエストして買ってもらったものですが、3章まで読みました。
著者のボーグル氏は言わずと知れたインデックスファンドの創始者。一昨年に亡くなられていますが、私自身、ETFでですが、米国株を中心とした海外株式についてはインデックスファンドを保有しています。ですから、彼の業績の恩恵を受けているということになります。
とりあえず3章までのところでの主張は明快です。
・「足る」を知れ=分をわきまえよというようなこと
・金融機関は暴利を貪っている(場合が多い)。その分、投資家の利益が削られている。
・投機的売買はコストが高くその分全体として見れば損。
・コストの割合は見えにくいものもあるがかなり高い。
・複雑な金融商品にはコストが潜んでいる。単純なインデックスファンドの方がいい。
実に「そりゃそうだ」連発です。
日本株は私自身は個別銘柄を組み合わせてのポートフォリオ運用を継続するつもりです。それはそれが面白いし、実際にそれなりの成果にもつながっているからです。
また、短期的、投機的な売買も部分的に行っていきます。が、これが運用の中心になることはありません。
インデックスファンドが嫌いということではなく、それは多くの人には合理的で手間もかからない優れた商品になっていると思います。これは金融機関に支払うコストという意味で有利ですが、これを税制面で有利なiDeCoやりつみたてNISAで利用するという形が資産運用のベースとして適しているという人はかなりの割合になると思います。
続きを読みます。