これがニッポンの桜 南禅寺・蹴上インクラインから哲学の道へ(3)

水路閣の上はこのような水路になていて、そんなに幅は広くはないですが、勢いよく水が流れています。

少し前まではここは工事がされていて通行できまぜんでしたが、現在は歩けるようになっています。ここまで来る人は少なく、水路閣付近のにぎやかさから急に雰囲気がかわります。

で、水路沿いに歩いていくと、蹴上・インクラインの終点のところに出ます。このあたりからは市内の方を見渡すこともできます。

付近はこんな感じで公園のようになっています。左側の方には昔の線路がそのまま残されているところがあり、緩い傾斜地に線路が残っている場所が蹴上インクラインとして最も有名なところで、両側はずっと桜の木が植えられています。

これでも人はそんなに多くない方かと思います。写真を撮ったりするなら早朝などがよいですね。光も昼頃だと真上からになりますが、朝は斜めから光が差し込むような感じになり、また雰囲気が違います。

風で桜の枝が揺れます。まだ一気に散ってしまうようなことはありません。

国道の横の歩道からさきほどの鉄路が残るところの方を見上げています。

国道から南禅寺の方へ向かう、ねじりまんぽのトンネルです。タイルの張り方が螺旋状のねじるような感じになっています。このトンネルの上がさきほどの線路が残る場所になります。

道なりに進むと南禅寺の方になりますが、付近には何有荘(かいうそう)という庭園のある古い別荘や、南禅寺塔頭の金地院があったりします。金地院は、徳川家康のブレインだった金地院崇伝がいた場所でもあります。現在は拝観することができ、庭園や襖絵などが見られます。

というこで南禅寺の方まで戻ってきましたが、うどん屋さんの12:50まではまだかなり時間があります。疎水沿いを山科まで歩くというのも考えましたが、それはやめて哲学の道の方まで歩いて行ってみることにしました。

つづく。

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