IRセミナー 8931和田興産 マンションデベロッパーは概して低評価
今日のIRセミナーは和田興産とシステム ディの2社でした。
和田興産 ヤフーファイナンスはこちら。
クオカードをいただきました。交通費の半額ぐらいはこれでまかなえます。ありがたい。
マンション開発で、ブランド名は「ワコーレ」。神戸を中心とした地域では知名度も高く戸数も多いようです。
配当利回り(会社予想) 4.52%
PER(会社予想) (単)6.06倍
PBR(実績) (単)0.36倍
上記の数値は一般的には割安。つまり低評価。マンション開発の会社はこうした評価のところが多いです。
なぜ低評価なのか、どうすれば評価が高まると考えているか聞いてみました。
マンション開発はかつては新しい会社ができてはつぶれるような状況もあった。そうした面でリスクを見られている方が多いということもある。ただ、現在は有力な会社しか残っておらず信用不安は減少している。当社は急成長とかいうことはないがコンスタントに売上も継続し、堅実に経営しているというようなことを言われてました。
確かに神戸を中心とした地域はそうかも。しかし、その状況をふまえてもこの割安感の高い指標です。
決算について、トップラインがほとんど変わらないのに減益になっているのはなぜかと聞くと、業績は個々のプロジェクトの成果の集まりだという回答。つまり、個々のプロジェクトの中でうまくいかないものがあればそれが足をひっぱることもあるというだけのことで、実際、北摂地域で不振物件もあったということです。
神戸を中心とした地域での知名度や相応に堅実そうな経営、高い配当利回りなどを評価するという見方もあるでしょうが、投資対象としての積極的な魅力に欠けます。
ここを買うなら普通に8306三菱UFJフィナンシャル・グループでも買っておきたいです。個人的には投資対象として意識することは困難。
評価は☆☆☆☆☆満点で☆☆。独自の魅力に欠けます。